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季刊ココア共和国vol.21発売しました!

季刊 「ココア共和国」
08 /01 2017
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)

 
 
季刊ココア共和国 vol.21
秋亜綺羅(著), 佐々木貴子(著), 中山俊一(著), 橋本シオン(著), 藤川みちる, 
木美奈子(編集,イラスト,装丁)

2017年8発行
価格:¥540

 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第21号。
                *

今号は4名のゲストをお招きしました。
佐々木貴子には、小詩集をお願いしました。わたしは昨年1年間、月刊「詩と思想」の投稿欄選者をしていて、そこで佐々木を知ることになりました。
佐々木貴子は詩のひとつひとつに、独自の世界を作り込んでいきます。これらは現実ではないようで、実は、日常よりもほんとうの現実、劇的なる現実なのかもしれません。
スケールが大きく、レトリックというより、ロジックが重層にあり、巧みですよね。それなのに計算づくというわけでもなく、佐々木の揺れるこころが、世界を揺るがしています。
こんな才能を、今までどうして知る機会がなかったのだろう。とにかく読んでほしい。どんなもんだ! といった感じです。
        *
中山俊一には歌集を送ってもらい、ひとめぼれしたのでした。たっぷり短歌を書いてもらいました。この実験的な志向とひらめきは、愉快です。中山は映画人としても大活躍で、若い才能はどこに飛翔していくのか、期待するばかりです。
今回、中山の映像と歌をコラボさせたいと提案したのですが、〆切の関係もあり、それは次の機会をお楽しみに!
最新鋭の若い歌人たちは、短歌の世界を書きかえようという勢いです。中山俊一はその先端で、現代短歌を進化させ続けてくれるでしょう。現在の詩の状況を考えれば、ちょっとうらやましい。
        *
橋本シオンは特別出演! というのは、まだ内緒ですが、橋本シオン詩集を準備中なのです。あきは書館から、です。予告篇というわけじゃないけれど、その中から1篇、もらったのでした。
あいかわらずの、いささかふてくされた呼吸が魅力ですね。スピードも、フットワークもある。
橋本シオンといえば散文詩、と思っている読者も多いかも。内緒だけれど(内緒が2度も?)新詩集では、長編書下ろしの行わけ詩を制作中だよん。
        *
藤川みちるは女優、劇作家、演出家、ついでに詩人。昨年度の「詩と思想」投稿欄最優秀になっています。
藤川みちるの演劇では、小道具のナイフなども、本物を用います。舞台上で思わず? ほんものの血を流すことがありますが、観客のほとんどは血のりだと思っています。
藤川の詩のことばも、読者には気づかれないところで、凶器として磨かれている可能性があります。
        *
秋亜綺羅は、短い詩を1篇。
それから、週刊「ビル新聞」(ビル新聞社) という業界紙に、春まで連載させてもらったエッセイを再掲載。「ビル」 とは関係なく、なんでも書いてくださいということで、まぁ書きたい放題ですな。季刊「ココア共和国」への併載の許可を得ています。


◆著者について

 ♪
佐々木貴子=詩人、学校教育学博士。 1970年生。 山梨県在住
   詩とファンタジー賞詩部門大賞、
 「詩と思想」 現代詩の新鋭。

中山俊一=歌人。 1992年生。東京都在住。
  歌集に 『水銀飛行』 (書肆侃侃房)。
  映画監督としてUFPFF国際平和映像祭入選。
  脚本家として水戸短編映画祭グランプリなど。
 
橋本シオン=詩人、小説家。 1989年生。 東京都在住。
  詩集に 『ep.』 (Kindle)。
  ツイッター @inu_crab などで発信。
  白鳥省吾賞。 202号室賞。 「詩と思想」 現代詩の新鋭』。
 
川みちる=俳優、詩人。 1991年生。 仙台市在住。
  劇団みちるcafé主宰。
  YS賞、「詩と思想」 読者投稿欄最優秀。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社)。
  丸山豊記念現代詩賞。


≪目次≫
 
短歌
  中山俊一 「祈りと呪い」

  橋本シオン 「わたしの国家」
  藤川みちる 「きみをさす」
  秋亜綺羅 「黄色いバス」

小詩集
  佐々木貴子 「学校の人」
 
エッセイ
  秋亜綺羅 「1200字のひとりごと」
 
 
 
  装丁=柏木美奈子








             ●●● 詩の絵本 「ひらめきと、ときめきと。」 
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季刊ココア共和国vol.20発売しました!

季刊 「ココア共和国」
10 /01 2016
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)

 
 
季刊ココア共和国 vol.20
秋亜綺羅(著), いがらしみきお(著), 佐々木英明(著), 佐藤龍一(著), 宇佐美孝二(著), 藤本玲未(著), 
木美奈子(編集,イラスト,装丁)

2016年10発行
価格:¥540

 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第20号。
                *

今号は5名のゲストをお招きしました。
いがらしみきおに、久々に詩を書いてもらいました。日本を代表する漫画家です。アニメ「ぼのぼの」は毎週土曜夕方フジテレビで放映中ですよ。3世代みんなで楽しめます。
今号の詩は、すこし真面目に「脳」を考えています。あれ?「脳」が考えています? 脳が脳を考えるとき、ひとは孤独なのかもしれないね?
        *
佐藤龍一はライブを中心に活躍している、シンガーソングライターです。作曲家・ギタリストとして、歌人の福島泰樹や、吉原幸子、谷川俊太郎など多くの詩人たちとコラボレートしています。わたしとの出会いは40年ほど以前。わたしが企画する朗読会の、音楽担当をしてくれました。数年前にツイッターで、再会?したのでした。70年代のシンガーソングライターたちを現代詩人として迎えなかったのは、文学の失敗だったと、わたしは思っています。
        *
佐々木英明も久しぶりに登場してもらいました。天井桟敷の俳優で演出家。現在は寺山修司記念館の館長です。わたしと同じで、高校生のとき寺山修司に詩人として見い出されました。映画「書を捨てよ、町へ出よう」の主演で、どん帳が降りて映画館内に照明がついても、津軽なまりでしゃべり続けた、あの男です。
今回はスケールが大きい長編詩をもらうことができました。
        *
歌人の藤本玲未は、今号のゲストではとびぬけて若い。わたしが若かったころは、短歌や俳句はジジババがやるものだと思っていたけれど、いまやジジババは現代詩だけみたい。藤本玲未には、無理をいって、新作をこんなにも書かせてしまいました。読むというより、感じてください。ひらめきとときめきが、いっぱいです。
        *
宇佐美孝二は、わたしが学生時代から名まえをなぜか知っていて、完成度が高いロジックに、いつも感心していた記憶があるのです。名古屋のひとなので、日原正彦に紹介されたのだったかもしれません。
今回は小詩集として、編集させてもらいました。宇佐美孝二の詩には、計算されたレトリックがあるのだと思います。壮大なストーリーが現れてきます。
        *
秋亜綺羅は、週刊「ビル新聞」(ビル新聞社) という業界紙に連載させてもらっている、エッセイを再掲載。週刊で書くのって、なんだか楽しい。「ビル」とは関係なく、なんでも書いてくださいということで、ちょっと書きたい放題です。季刊「ココア共和国」への併載の許可を得ています。
それと、短い詩を一篇。



◆著者について

いがらしみきお=漫画家。 1955年生。 仙台市在住
  『ネ暗トピア』 『ぼのぼの』 『BUGが出る』 『3歳児くん』 『かむろば村へ』 『 I 』 な
  ど多数
  
佐藤龍一=シンガーソングライター。 1952年生。 千葉県在住。
  アルバム 『LOST & FOUND』 (SOUNDforte・2008) など。
 
佐々木英明=詩人、俳優。 1948年生。 青森県東津軽郡在住。
  寺山修司の映画 『書を捨てよ、町へ出よう』 主演。
  演劇実験室天井桟敷の俳優。
  詩集 『愛について』 『心を閉ざす』 など。
 
藤本玲来=歌人。 1989年生。 東京都出身。
  歌集に 『オーロラのお針子』 (書肆侃侃房・2014)。
 
宇佐美孝二=詩人。 1954年生。 名古屋市在住。
  詩集に 『ぼくの太りかたなど』 (七月堂・1990)、 『浮かぶ箱』 (人間社・1997)、
  『虫類戯画』 (思潮社・2005)、『森が棲む男』 (書肆山田・2015) など。
  中日詩賞、詩と創造賞。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。



≪目次≫
 
短歌
  藤本玲未 「あとがきの舟」

  いがらしみきお 「孤独な脳」
  佐藤龍一 「銃弾・紋白蝶・海」
  佐々木英明 「隠遁へのメタファ 最終章」
  秋亜綺羅 「きみのこと」

小詩集
  宇佐美孝二 「ヴィンテージ・プリント」
 
エッセイ
  秋亜綺羅 「1200字のひとりごと」
 
 
 
  装丁=柏木美奈子









             ●●● 詩の絵本 「ひらめきと、ときめきと。」 
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季刊 「ココア共和国」 vol.19が発売です!

季刊 「ココア共和国」
05 /30 2016
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)

 
 
季刊ココア共和国 vol.19
秋亜綺羅(著), 中家菜津子(著), 打田峨者ん(著), 松尾真由美(著), 浦歌無子(著), 梁川梨里(著), 橋本シオン(著), 
木美奈子(編集,イラスト)

2016年6発行
価格:¥540

 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第19号。
                *

今号は6名のゲストをお招きしました。
中家菜津子は歌人で詩人。今回は、亡き友人へ捧げる挽歌として、詩に歌を添えています。挽歌ではあっても、鋭角なユーモアに、深刻な速度感がプラスされていて、中家菜津子の世界をじゅうぶん楽しめると思います。
        *
 打田峨者んの俳句は、俳句といっていいのだろうか、と考えさせられるところがうれしい。文学だとか伝統とかいうことにすら、挑んでいく感じが、暴力的といえなくもない。だけど実は、打田こそ俳句の将来を本気で見すえているのかもしれないなと思い、原稿をお願いしたのでした。
        *
 それでは詩人たちを紹介します。といっても、松尾真由美知らないひとはいないと思うので、じっくり味わってください、というだけです。自分の世界を完成しているにもかかわらず、新しいロジックと戦っている作品は絶品でしょ。
        *
 浦歌無子は、チョーおススメですよ。わたしの片思いだけれど、ね。ことし1月の日本現代詩人会主催の「現代詩ゼミナール」で朗読していたのが、わたしにとっての最初。スピードあふれるレトリックが、シャワーみたいに観客に降りかかっていたのね。最果タヒなんかもそうだけど、逆説が逆説を逆説する、みたいなことばたちが、若い詩人から浴びせられるのは心地いい。
        *
梁川梨里とは、ネットが、出会いだったかな? 自分の詩の世界をきちんと持っていて、完成度も高い。暗喩も使うひとだ。わたしは比喩はあまり好きじゃないけど、ね。今回は、壊れていいから、思いっきり実験をしてみて。と、頼みました。
        *
 小詩集は、橋本シオン。今春、伊藤浩子に見いだされ、月刊「詩と思想」(土曜美術社出版販売) の「現代詩の新鋭」に選ばれています。囁いているようで、叫んでいるようで、泣いているようで、知らんぷりをしているようで、不思議なことばたちです。きっと、饒舌だと批判する〝既成〟の詩人たちもいそうだね。ふつう嫌われるだろうことばをも、果敢に使う橋本シオン。
 橋本シオンといえば、散文詩の形しか読んでいない読者のために、行わけ詩をイントロに準備しましたよ。読みはじめれば読者の脳は、自分の日常を離れ、シオンの物語を体験するしかなくなりますぜ。さあ。
        *
 秋亜綺羅は4月から1年間、なぜか週刊「ビル新聞」(ビル新聞社) という業界紙に、エッセイを連載させてもらっています。3枚ばかりですが、週刊で書くのは初めての体験です。「ビル」とは関係なく、なんでも書いてくださいということで、ちょっと書きたい放題です。季刊「ココア共和国」への併載の許可を得ています。肩書は詩人になっていますが、TVのまえでグチるオジさんっぽいです。


◆著者について

中家菜津子=歌人。 1975年生。 埼玉県在住。
  歌集に 『うずく、まる』 (書肆侃侃房・2015)
  
打田峨者ん俳人。 1950年生。 東京都在住。
  句集に 『暴君龍忌.』 (私家・1989)、『高速樹』 (書肆山田・2014)、
  『楡時間』 (書肆山田・2015) など。
 
松尾真由美=詩人。 1961年生。 東京都在住。
  詩集に 『密約』 (思潮社・2001)、『揺籃期:メッザ・ヴォーチェ』 (思潮社・2002)、
  『不完全協和音:コンソナーンツァ・インベルフェット』 (思潮社・2009) など。
  H氏賞。
 
浦歌無子=詩人。 1972年生。 東京都在住。
  詩集に 『耳のなかの湖』 (ふらんす堂・2009)、『イバラ交』 (思潮社・2013)、
  『深海スピネル』 (私家・2015)。
 
梁川梨里=詩人。 1967年生。 群馬県在住。
  詩集に 『月を剝く』 (私家・2014)。
 
橋本シオン=詩人。 小説家。 1989年生。 東京都在住。
  詩集に 『ep.』 (Kindle・2014)。
  白鳥省吾賞。 「詩と思想」 現代詩の新鋭。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。


≪目次≫
 
短歌
  中家菜津子 「筆箱」

俳句
  打田峨者ん 「風の再話──昔むかしのどの昔」

  松尾真由美 「崩れさるもの、巣の混沌」
  浦歌無子 「頭のなかではねる単音」
  梁川梨里 「晴れ上がり」
   秋亜綺羅 「凱歌」

小詩集
  橋本シオン 「デストロイしている」
 
エッセイ
  秋亜綺羅 「1200字のひとりごと」
 
 
 
  装丁=柏木美奈子









             ●●● 詩の絵本 「ひらめきと、ときめきと。」 
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季刊 「ココア共和国」 vol.18、発売中!

季刊 「ココア共和国」
12 /09 2015
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)

 
 
季刊ココア共和国 vol.18
秋亜綺羅(著), 小林稔(著), 木下龍也(著), 岡本啓(著), 高橋英司(著), 草間小鳥子(著), 為平澪(著), 吉田稀(著), 新井弘泰(著),
木美奈子(編集,イラスト)

2015年12発行
価格:¥540
 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第18号。
                *

 今号は、8名のゲストをお招きしました。
 もっとも好きな詩人はだれかと聞かれると、わたしは小林稔と答えます。 わたしみたいな軟弱なロジックの詩人が、究極の現代詩人である小林稔を好きだなんて、ちょっと不思議でしょ? 現代詩が難解といわれるのは、日常のことばのように伝達の道具ではないからでしょ。意味を壊しただけの、かん違いの現代詩も多いのだけれど。小林稔のことばは意味でも無意味でもなく、事件として脳に入り込んできて、長くとどまります。それは危険なことなのかもしれませんが、わたしの脳にはやっぱり快感なのです。
 小林稔とは面識もなく、おそるおそる原稿をお願いしたのだけど、快諾してくれました。よかった。
        *
 短歌の世界でいまや人気沸騰の木下龍也には、いそがしいのを百も承知で、登場してもらいました。ことばの鋭いひらめきと、その切れ味をじっくりと楽しんでもらえると思います。
        *
 岡本啓はことしもっとも注目された詩人です。たしか6月に、初めて会いました。速度と密度はあいかわらず。繊細なことばづかいで、スケールも大きく、行が進むにつれてどんどん開かれていくような展開がすごいです、ね。
        *
 高橋英司はわたしと同世代。学生時代から東北を代表する詩人として、ずっととても気になっていました。昨年、初めて会うことができました。ウィットあふれるレトリックは健在です。
        *
 草間小鳥子は新鋭の詩人だけど、ことばを軽く、タンポポの種子を飛ばすようにあやつる技は天性だろうか。詩を書く楽しさが伝染しそうです。
        *
 為平澪の詩も、楽しさが伝わってきますよね。7月に東京・両国で開かれた「東京ポエケット」が、為平澪との出会いでした。ストーリーを最初に作るタイプなのかな。いささか理屈っぽいところも、またおもしろい。
        *
 吉田稀には小詩集を組んでもらいました。ユニークな発想からくり出されることばと本気で向き合い、次第に完成していく詩を楽しめます。
        *
 新井弘泰とは学生時代からの友だちです。70年代の、現代詩朗読の仕掛人でした。海外での朗読会も含めて、エッセイを書いてもらいました。なつかしい写真もありますぜ。みんな、若かったね。

 
 
◆著者について

小林稔=詩人。 1948年生。 埼玉県在住。
  詩集に 『白蛇』 (天使舎・1998)、
『蛇行するセーヌ.』 (天使舎・2003)、
  『砂の襞』 (思潮社・2008) 、『遠い岬』(以心社・2011) など。
  評論集に 『来るべき詩学のために』 (以心社・2014・2015)。
  詩誌 「ヒーメロス」 主宰。
  
木下龍也=歌人。 1988年生。 山口県在住。
  歌集に 『つむじ風、ここにあります.』 (書肆侃侃房・2013)。
  全国短歌大会大会賞。
 
岡本啓=詩人。 1983年生。 京都府在住。
  詩集に 『グラフィティ』 (思潮社・2014)。
  現代詩手帖賞、中原中也賞、H氏賞。
 
高橋英司=詩人。 1951年生。 山形県在住。
  詩集に 『青空』 (詩学社・1985)、
  『ネクタイ男とマネキン女』 (ミッドナイト・プレス・2012) など。
  詩誌 「山形詩人」 編集。
 
草間小鳥子=詩人。 1987年生。 神奈川県在住。
  詩集に 『てのひらに冒険』 (クロネコ商會・2014)。
  Poe-Zine 「CMYK」 に参加。
 
為平澪=詩人。 1975年生。 兵庫県在住。
  詩集に 『割れたトマト』 (土曜美術社出版販売・2012)、
  『バッド・トリップ』 (私家版)。
  詩と思想新人賞。
  
吉田稀=詩人。 1968年生。 兵庫県在住。
  詩集に 『遠いお墓』 (澪標・2014)。
  大阪文学学校詩のクラス卒業
 
新井弘泰=詩人、評論家。 1955年生。 東京都在住。
  桜美林大学講師。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。 




≪目次≫

  小林稔 「記憶から滑り落ちた四つの断片」
  岡本啓 「ポリフォニー」
  高橋英司 「恋愛コスパ」
  草間小鳥子 「レイニー」
  為平澪 「機械──悲しい重力」 ほか1篇
  秋亜綺羅 「死は生のなかにしか存在しないのだから」

短歌
  木下龍也 「きのうの事件・事故・自己」

小詩集
  吉田稀 「猫の返事」

エッセイ
  新井弘泰 「「詩」を探して」
 
 
 
  装丁=柏木美奈子

 
 
 





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季刊 「ココア共和国」 vol.17、発売です。

季刊 「ココア共和国」
03 /28 2015

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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
季刊ココア共和国 vol.17
秋亜綺羅(著), 清水哲男(著), 金澤一志(著), 黒崎立体(著), 嶋田さくらこ(著), 井伏銀太郎(著), 小原範雄(著),
木美奈子(編集,イラスト)

2015年4発行
価格:¥540
 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第17号。
        ※

 今号は、6名のゲストを招きました。
 清水哲男に、ついに詩をもらうことができました。 わたしが学生のころから、ずっと憧れの詩人です。 ともすれば難解さに頼りがちな現代詩に流されず、抒情を口語で解読する、もうひとつの現代詩だとわたしは考えています。 清水哲男の詩は、いつ読んでも新しい感覚があるのも不思議です。
わたしはなんどか会ったことはありましたが、緊張してよくしゃべれませんでした。
 いまは詩というより、俳句のひとといった感もありますが、今回あえて、清水哲男の現在を詩で読みたい、とお願いしました。 まるで、清水哲男の声が聞こえてくるような作品です。
        *
 金澤一志とはことし、はじめて会いました。 以前から金澤の実験的な手法が好きで、作品はよく読ませてもらっていました。
 わたしが寺山修司を読み進めるなかで、寺山が俳句、短歌、演劇、映画と活躍するわけだけれど、詩では、北園克衛のVOUに参加していたことはあまり語られていません。 で、北園と寺山の研究者でもある金澤一志に会いたかったのです。
 そこで、今回巻末から横組みで編集した 「寺山修司とVOU」 の評論に出会ったというわけです。 金澤には詩作品のほかに、この論の掲載もお願いしたのでした。 横組みであるのは、詩誌 「VOU」 が横組みで、その引用があるためです。
        *
 黒崎立体とは、会ったことはありません。 詩誌 「CMYK」 などを読んで、その繊細な感受性がとても好きでした。 前号のゲスト、平川綾真智とも同人を組んでいるらしく、感情を記録するのでなく感情を生みだす装置としての詩、をめざしているのだろうと思います。 ずっと注目していきたい詩人です。
        *
嶋田さくらこは歌人です。 突然の依頼をして、20首を超える短歌を書かせてしまいました。 わたしは詩を語るとき 「ひらめきと、ときめきと。」 とよくいいます。 が。 嶋田さくらこをはじめとする新鋭歌人たちによる、シャワーのように噴きだすひらめきは、とどまるところを知りません。
        *
 井伏銀太郎から、上演したばかりの台本をもらいました。 井伏は仙台で、収容客数25名という文字どおりの小劇場を持つ、東北を代表する劇作家、演出家、俳優のひとりです。
 震災直後、遺体安置所になった、ある中学校の体育館で、ひとり、遺体に話しかけつづける男の物語です。
 わたしは学生時代から詩の朗読をしていました。 そのまま続けていけば、詩は音楽に近づき、演劇に近づくだろうと、よく持論をいっていました。
 だけど詩はいつになっても、活字が完成品で、朗読は余興、みたいな価値観から抜け出せないでいるようです。
 音楽は詩に近づき、ラップのような歌い方も生まれました。 専門の作詞家でなく、アーティストみずからが本音の詩を叫ぶように、また泣くように歌います。
 だけどもやっぱり、詩こそ音楽に近づくべきだったと思うのです。 たとえばラップの詩が、リズムに乗っただけの軽薄な詩に感じたことはあるでしょう。
 では、この、井伏銀太郎の演劇はどうでしょう。 詩に近づいているとはいえないでしょうか。 いっぽうで詩は、演劇に近づけているでしょうか。
        *
 この井伏銀太郎の公演を、ココア共和国ではおなじみになった小原範雄に、批評してもらいました。
 
 
◆著者について
清水哲男=詩人。 1938年生。 東京都在住。
  詩集に 『水甕座の水』 (紫陽社・1974)、
『スピーチ・バルーン.』 (思潮社・1975)、
  『黄燐と投げ縄』 (書肆山田・2005) など。
  句集 『打つや太鼓』 (書肆山田)。
  評論・エッセイ 『「家族の俳句」 歳時記』 (主婦の友社・2003)、
  『増殖する俳句歳時記』 (ナナコーポレートコミュニケーション・2002)。
  H氏賞、萩原朔太郎賞、三好達治賞など。
  
金澤一志=評論家、詩人。 1959年生。 東京都在住。
  詩集に 『魔術師になるために.』 (思潮社・2009)。
  評論 『北園克衛の詩』 (思潮社・2010) など。
 
黒崎立体=詩人。 1984年生。 神奈川県在住。
  個人誌 「終わりのはじまり」 発行。
  Poe-Zine 「CMYK」 に参加。
 
嶋田さくらこ=歌人。 1975年生。 滋賀県在住。
  歌集に 『やさしいぴあの』 (書肆侃侃房・2013)。
  「短歌な zine うたつかい」 編集長。
 
井伏銀太郎=劇作家、演出家、俳優。 1958年生。 仙台市在住。
  劇団 Gin's Bar 主宰。
  宮城県芸術選奨新人賞。
 
小原範雄=評論家。 1983年生。 仙台市生まれ。
  
秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。
 
 
≪目次≫

  清水哲男 「愛について」
  金澤一志 「記号スクラブ」
  黒崎立体 「あざ」
  秋亜綺羅 「部屋のカーテンを開けて」 ほか3篇

短歌
  嶋田さくらこ 「花冷えの町」

戯曲
  井伏銀太郎 「イーハトーヴの雪」

レビュー
  小原範雄 「名前はまだ無い──Gin's Bar 公演 「イーハトーヴの雪」 」
 
評論
  金澤一志 「くさび形文字の詩──寺山修司とVOU」
 
 
  装丁=柏木美奈子

 
 
 

 

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季刊 「ココア共和国」 vol.16、発売です。

季刊 「ココア共和国」
11 /01 2014
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
季刊ココア共和国 vol.16
秋亜綺羅(著), 平川綾真智(著), 橋本しおん(著), 暁方ミセイ(著), 岩佐なを(著), 高階杞一(著), 宮園真木
(著), 藤川みちる(著), 高橋憲三(著), 小原範雄(著), 柏木美奈子(編集,イラスト)

2014年11発行

価格:¥540

◆商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第16号。
        ※

 今号はちょっと欲張って、多くのゲストを招きました。
 9人のうち、実は、6人にはまだ会ったことがありません。 藤川みちると小原範雄とは、いつもいっしょに、演劇などイベントを見てまわっています。 暁方ミセイとは、8月の 「仙台ポエトリーフェス」 で初めて会い、すこし話しました。 宮園真木とは、40年以上むかしに会っていたかもしれません。
 わたしには20年ほど詩を休んでいた時期があります。 20年ぶりに現代詩の世界を覗いたとき、あれ? 詩はちっとも変っちゃいないな、というのが正直な感想でした。
        ※
だけどちょっと目を見張りたい、詩を変えてくれるかもしれないな、と思う若い詩人もいく人か見つかりました。
そのひとりが、平川綾真智です。 今号の作品などは、実験詩として、詩人の通過点として評価を終わらせてしまう向きも多いかもしれません。 だけど詩は、理論と方法論の、実験の繰り返しです。 わたしが好きなやはり若い詩人・黒崎立体が、ツイッターで 「あやまちさんの詩を読んでいると、他の詩人の詩を読んでいるときには来ない感情が来るし、来るものはたぶん感情だけではないし、今はそのあたりの現象をまとめて便宜的に、あやまちさんの詩が好き……」 と書いています。 そう、感情を記録するのでなく、感情を生み出す、その仕掛けが詩。
        ※
 橋本しおんはもっと若い。 小説も書いているようです。 とても清新な表現だけでなく、対象にピントを合わせる能力が抜群。 習作もいいけれど、冒険的な作品をどんどん書けるひとだと思っています。
         ※
 暁方ミセイは同じように若いけれど、詩壇からとっくに評価されているひとなので、紹介はカット。 先日、仙台での朗読会。 そのあいさつで、討論会 「明日、私がいなくなったならば」 に触れていました。 「詩人ならみんなそうかもしれませんが、わたしが明日死ぬことが決まったら、人生で初めての経験に、ワクワクするような気がします」。 御意。
        ※
岩佐なを高階杞一も、紹介するだけ野暮かな。 さっき20年、詩は変わらなかったと書きましたけれど、わたしが若いときから名まえを知っている詩人で、あ、化けた! と感じたのがこのふたりでした。 すこしく失礼な表現だったでしょうか? 詩を著者名で読むことはよいことではないでしょうが、岩佐なをと高階杞一だけは、いろいろな雑誌の目次にあると、どうしても注目してしまいます。 今回はたぶん偶然ふたりとも、口語を使用した、日常がテーマの、それなのにスケールが大きい作品です。 わたしと同世代だけど、尊敬できる詩人たちです。
        ※
 宮園真木も同世代です。 わたしが若い頃からとても好きな詩人です。 が、ずっと宮園の名まえを見ていなかったので、しばらく詩を休んでいたのだろうと思われます。 最近やっと住所を見つけて、作品をねだったというわけです。
 脳に突き刺さる感覚の詩ですね。
        ※
 藤川みちるは劇団を主宰し、劇作家で演出家で女優。 公演のまっただ中に原稿依頼。 書かないと、観てあげないよ、と。
        ※
 レビューは前号にひきつづき、小原範雄。醒めて歌え、じゃないけれど、醒めやらぬ現場を、自分のまな板の上で料理しています。 今回は秋亜綺羅が中心になってしまったようです。 ごめんなさい。
        ※
 高橋憲三には、わたしの詩集 『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社)  の批評を無理にお願いしました。 高橋は詩誌 「飾画」 の同人で編集人。 高橋の詩も編集も好きで、メールのやりとりをしています。
        ※
 秋亜綺羅は寺山修司論へ向けて、ノート作りを始めました。 その第1回です。
 
 
◆著者について
平川綾真智=詩人。 1979年生。 鹿児島市在住。
  詩集に 『市内二丁目のアパートで』 (詩学社・2002)、
  『202.』 (土曜美術社・2009)。
  「文学極道 http://bungoku.jp/」 代表代行。 「熊本文学隊」 隊員。
 
橋本しおん=詩人、小説家。 1989年生。 東京都在住。
  詩集に 『ep.』 (Kindle・2014)。
  ツイッター @inu_crab などで発信。
  白鳥省吾賞。
 
暁方ミセイ=詩人。 1988年生。 横浜市在住。
  詩集に 『ウイルスちゃん』 (思潮社・2011)、
  『ブルーサンダー』 (思潮社・2014)。
  現代詩手帖賞、中原中也賞。
 
岩佐なを=詩人、版画家。 1954年生。 東京都在住。
  詩集に 『霊岸』 (思潮社・1994)、 『しのぎ』 (思潮社・2000)、
  『しましまの』 (思潮社・2007)、 『海町』 (思潮社・2013) など。
  H氏賞、富田砕花賞。
 
高階杞一=詩人。 1951年生。 神戸市在住。
  詩集に 『キリンの洗濯』 (あざみ書房・1989)、
  『空への質問』 (大日本図書・1999)、『いつか別れの日のために』 (澪標・2012)、
  『千鶴さんの脚』 (澪標・2014) など。
  H氏賞、三越左千夫少年詩賞、三好達治賞、丸山薫賞など。
 
宮園真木=詩人。 1951年生。 東京都在住。
  詩集に 『宮園真木詩集』 (思潮社・1978)、
  『気分の本質』 (アディン書房・1979)、 『活字以前』 (ポエジー編集室・1981)。
  現代詩手帖賞。
 
藤川みちる=俳優、詩人。 1991年生。 仙台市在住。
  劇団みちるcafé主宰。
 
小原範雄=評論家。 1983年生。 仙台市生まれ。
 
高橋憲三=詩人。1949年生。 青森県黒石市在住。
  詩集に 『走り始めた空』 (書肆青樹社・2003)、 『青くあれ』 (土曜美術社・2011)、
  『深層風景』 (土曜美術社)。
 
秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  名まえは、40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
  角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
  ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。
 
 
≪目次≫

  平川綾真智 「З edipus」
  橋本しおん 「いつまでたってもなれなくてごめんね。」
  暁方ミセイ 「天狗」
  岩佐なを 「食パン」
  高階杞一 「雨になる日」
  宮園真木 「青森挽歌」
  藤川みちる 「骸骨の踊り」 「花葬」 「重症ナイチンゲール」
  秋亜綺羅 「時刻表にないバス」
 
レビュー
  小原範雄 「待ち人来たらず──仙台ポエトリーフェス」
  高橋憲三 「読みたいように読んだ 『ひよこの空想力飛行ゲーム』 」
 
ノート
  秋亜綺羅 「三島由紀夫の必然論と寺山修司の偶然論
                  ──寺山修司論まで時速四キロ①」
 
 
  装丁=柏木美奈子

 
 

 

 

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季刊 「ココア共和国」 vol.15 発売です。

季刊 「ココア共和国」
04 /27 2014
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
季刊ココア共和国 vol.15
秋亜綺羅(著), 三上寛(著), PANTA(著), 小林坩堝(著), 千葉勲(編), 小原範雄(著), 柏木美奈子(編集,イラスト)

2014発行

価格:¥540

◆商品の説明
♪内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第15号。
        ※

 ずっと夢のなかで暖めていた企画が実現しました。 PANTAと三上寛の登場です!
 40年以上まえ、東京で学生だったわたしは、アパートの一室でエアロミスや頭脳警察や三上寛のLPを大音量で聞きながら、詩を書いていました。 わたしの詩のタイトルは彼らの歌のタイトルといっしょだったりします。 たとえばエアロスミスの 「ドリーム・オン」、頭脳警察の 「あやつり人形」、三上寛の 「気ちがい」 など。
 今号では、頭脳警察を率いるPANTAと、三上寛に詩をもらうことに成功しました。 「当時の詩と最新の詩を並べて掲載させてほしい」と、お願いしたのでした。
        *
三上寛とは新宿で二度ほど、仙台で一度会ったことがあります。 新宿の酒場では、わたしの処女詩集の話をしてくれました。 いっしょに踊りました。 仙台では雑誌の企画で対談をしました。
今回 「ココア共和国」 には、新作の詩を書きおろしてくれました。
        *
 ステージの上のPANTAを観たのは何度かありますが、会ったのは一度だけです。 10年くらいまえ高取英の月蝕歌劇団を観に行ったとき。 公演が終わったあと、音楽担当だったPANTAに高取が会わせてくれました。
今回のPANTAの 「暗転」 と 「蛍転」 は、寺山修司没後30年ということでリリースされた、アルバム 『暗転』 からもらいました。
 寺山の 『暴力としての言語』 (思潮社) というわけではありませんが、三上寛とPANTAは、道具としての音とことばではなく、事件としての詩人だと思っています。 次は小詩集を組ませてほしい。
        *
 今号はもうひとつの特集あり! これまた45年まえのこと。 当時、小学校の教師だった千葉勲から1冊の文集が郵送されて来ました。 千葉とは面識なく、わたしは19歳の頃だから、「現代詩手帖」 の年鑑にわたしの詩が載っていたのを見て、送ってくれたのだと思います。 わたしは子どもの詩には懐疑的でした。 とくに教育現場で生まれる詩は、大人を喜ばせるためのひらめきと、かわいさで溢れているからです。 だけど、これは違う。 45年間ずっと気になっていて、先日、千葉勲を捜し出し、会うことができました。 津波にあった地域、その45年まえの小学2年生の1クラス。 その詩文集です。 子どもたちはいま50歳を過ぎています。
        *
 小林坩堝は現代詩壇を震わせはじめています。 ココアには2度目の登場。 日本の詩になかった感覚が、小林の詩からは発見されそうです。 今回は活字だけじゃなく遊んでね、と頼んでいたのだけれど、人気者になっちゃって、ちょっと忙しすぎたみたい。 だけどキレも速度もいい。
        *
 レビューは、仙台在住の小原範雄。 若い批評家だけれど、70年代の文化などを語らせたら、わたしもかないません。 演劇や詩のイベントなど、いつもいっしょに見て回っています。 いい評論家に育つだろうと思っています。

著者について
三上寛=詩人、歌手、俳優。 1950年生。 千葉県在住。
  「ひらく夢などあるじゃなし」 (URC・1972) などアルバム多数。
 「田園に死す」(ATG・1974) など映画出演多数。
『お父さんが見た海』(思潮社・1979) など著書多数。
現在、東京、大阪で 「三上寛・詩学校」 を開校。

PANTA=歌手、作曲家、作詞家。 1950年生。 埼玉県在住。
ロックバンド 「頭脳警察」 のヴォ-カル。
「走れ熱いなら」 「暗転」 などアルバム多数。

小林坩堝=詩人。 1990年生。 東京都在住。
詩集 『でらしね』 (思潮社・2013)。
「幻燈」(北冬書房)、「アナキズム」(「アナキズム」誌編集委員会) 等に寄稿。
同人誌 「サクラコいずビューティフルと愉快な仲間たち」 「おもちゃ箱の午後」 
「ライデン」 「風の森」 に参加。

小原範雄=批評家。 仙台市在住。

千葉勲=1942年生。 仙台市在住。
元小学校教員。 現在、子育て支援団体 「わらべっこ」 事務局長。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)。
丸山豊記念現代詩賞。
 
 
≪目次≫

 ■
 三上寛 「ひびけ電気釜!!」 「遠い街角」
 PANTA 「ふざけるんじゃねえよ」 「暗転」 「蛍転」
 小林坩堝 「火星のおんな」
 鮎川小学校1968年度2年3組 「チリチリチリリ」
   秋亜綺羅 「来やしない遊び友だちを待ちながら」

レビュー
 小原範雄 「此岸の詩人、彼岸の読者─詩のライヴは投壜通信か?」


 
 装丁=柏木美奈子




 

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「季刊ココア共和国」 vol.14 発売中です。

季刊 「ココア共和国」
01 /31 2014
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.14
秋亜綺羅(), 尾花仙朔(著), 木下龍也(著), 堀合昇平(著), 鯨井可菜子(著), 一方井亜稀(著), 江夏名枝(著), 柏木美奈子(編集,イラス)

2014発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第14号。
        ※
 暑い夏です。 と、前号の編集前記に書いてから、半年が過ぎました。 「〝季刊〟ココア共和国」 第14号です。 わたしの個人的身勝手な理由で遅くなりました。
 さて。 この半年の間に日本国では安定政権に。 経済が泡を吹いて、膨れはじめてきたみたい。 歓迎するひとが多いけれど、その水面下で、なんか〝理想〟の帝国主義を作りたい、権力だ~い好きな顔たちの企みが、地固めされていく感じ。
 「本当に怖いことは最初、人気者の顔をしてやって来る」 というコピーを思い出してしまいました。 ずいぶん前、社民党が使って、マスコミからまでバッシングされたものです。 前田知巳の作で、涙が出るほど感動的なコピーです。
        *
 では。 14号です。 ゲストは6名です。
 ついに、日本の現代詩を代表する仙台在住の詩人、尾花仙朔に書いてもらえることになりました。 しかも、封筒を開けて感激! 超大作です。 現代詩のレトリックを知り尽くした尾花が、あえて直球勝負、みたいな感じすらする、思想が前面に表われている、壮大な作品です。
現代詩が時間をかけて作り上げた、最先端の 「現在」。 尾花仙朔の詩からは、完成された現代詩と、その進化を読むことができます。
        *
 「季刊ココア共和国」 の発行は、わたしにない若い才能を探すことも、目的のひとつですが、今号は3名の新鋭歌人を招待しました。
 昨年5月、講演と朗読があり、福岡県久留米市を訪れました。 そのとき、たいへんお世話になった、出版社主で詩人の田島安江から後にいただいたのが、書肆侃侃房が発行する歌集、木下龍也 『つむじ風、ここにあります』、鯨井可菜子 『タンジブル』、堀合昇平 『提案前夜』 でした。 そして3つの若い才能に、わたしはびっくりしました。
 短歌なんて俵万智くらいがせいぜい、それでも異端視されながら書いているんだろ、くらいにしか思っていなかったのです。 でなければ現代詩のように難解に向かって突き進んでいるか……。
 そしたら、この木下龍也、堀合昇平、鯨井可菜子の短歌といえば、ことばがとにかく軽い。 弾む。 ひらめきと、ときめきがいっぱいなのです。 5・7・5・7・7 という鳥かごに飼われている、青空を飛ぶ夢見る鳥になったかと思うと、5・7・5・7・7 という宇宙船で、宇宙の外に飛び出したりするのです。
 それにしても今回ココアのために、新作をこんなにもたくさん書かせてしまいました。おかげでココアは羽がはえたように、軽くなったような気がします。
        *
 江夏名枝は東京都在住。 詩集 『海は近い』 (思潮社があまりにいい評判ばかりなので、読んでみたのでした。 江夏の揺るがないロジックと、ちょっと静的だけど明るいリズムが好きで、詩をお願いしました。 今号はすこし短いけれど、完成度が高い、素敵な作品をもらいました。
        *
 一方井亜稀は仙台市在住。 詩とエッセイ(レビュー) を書いてもらっています。 昨年はじめて会いました。
 一方井の詩は緊迫感があるので、読者がスピードを感じてしまいます。 一行ごとに、読者に任せてしまった余韻を残すのだけれど、一方井は遠慮なく次の行に進んでいきます。
レビューは、仙台で10月に行われた梅津和時・秋亜綺羅・伊藤文恵ライブについてお願いしました。 一方井の詩論と思われる表現もふんだんにあり、とにかく読ませてくれます。 むむ。 こいつ、書けるな。 って感じ。

著者について
尾花仙朔=詩人。 1927年生。 仙台市在住。
  詩集に 『縮図』 (書肆季節社・1984)、『おくのほそ道句景詩鈔』(書肆季節社・1989)、『黄泉草子形見祭文』 (湯川書房・19987)、『有明まで』 (思潮社・2004)、『春靈』 (思潮社・2006) など。 
晩翠賞、地球賞、日本詩人クラブ賞など受賞
日本現代詩人会先達詩人の顕彰。

木下龍也=歌人。1988年生。 山口県在住。
歌集 『つむじ風、ここにあります』 (書肆侃侃房・2013)。
全国短歌大会大会賞受賞。

堀合昇平=未来短歌会所属。
歌集 『提案前夜』 (書肆侃侃房・2013)。 

鯨井可菜子=歌人。 1984年生。 横浜市在住。
歌集 『タンジブル』 (書肆侃侃房・2013)。

一方井亜稀=詩人。 1979年生。 仙台市在住。
詩集 『疾走光』 (思潮社・2011)。

江夏名枝=詩人。 1968年生。 東京都在住。
詩集 『海は近い』 (思潮社・2011)。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)。
丸山豊記念現代詩賞。 
 
 
≪目次≫

 短歌
 木下龍也 「小道具の月」
   堀合昇平 「雨の祭りに」

   鯨井可菜子 「笹舟の猫」
 
   
 尾花仙朔 「百鬼夜行の世界の闇に冥府の雨が降っている」
   一方井亜稀 「syort film」
 江夏名枝 「ツィゴイネルワイゼン」
   秋亜綺羅 「ひよこの空想力飛行ゲーム」

レビュー
 一方井亜稀 「おそらく私たちは冷めた場所から始めなければならない」


 
 装丁=柏木美奈子



 

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季刊ココア共和国 vol.13 は8月1日発売です!

季刊 「ココア共和国」
07 /26 2013
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.13
秋亜綺羅(著), 谷内修三(著), 小林坩堝(著), 高橋玖未子(著), 海東セラ(著), 葉山美玖(著), 金子鉄夫(著), 詩人アリス(著),  柏木美奈子(編集,イラスト)

2013年8月1日発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第13号。

        ※
日本国の選挙も終り、安定政権に。 安定だけど、ちょっと不安。
 欲しいだけお金を印刷するよん! なんていっちゃって。 桃太郎さんさえ家来にしてしまうほどおいしい、キビだんごが毒でなければいいね。
まあ。 夏だし。 鬼たちの財産盗りほうだいの桃太郎のお話、めでたし、めでたし。 ということにしちゃおうね。
        *
 ココアも、第13号になりましたとさ。 今号のゲストは、7名の詩人です。
 谷内修三とは大昔からの友だち? です。 5月に久留米で、丸山豊記念現代詩賞贈呈式があって、谷内も来てくれ、40年ぶりの再会となりました。 翌日福岡に行って、昼から谷内と飲みました。 舞踏の伊藤文恵と家内もいっしょでした。
 谷内修三の詩のレトリックには、揺るぎない正確さと、リズムがあります。 谷内はほかの詩人の評をするとき 「肉体」 ということばをよく使うのだけれど、わたしはよくまだわからない。 肉体からたまたま迷子になった魂が、遊んでくれりゃそれで詩、くらいにしか、わたしは考えていないから。 ことばの 「肉体」 を信じるためには必然論者になるしかない。 誕生から成長、老化、死へという必然ですね。 わたしは根っからの偶然論者だから 「肉体」 は邪魔ものなわけです。
        *
 小林坩堝はとても若い。 この詩ひとつで評価はできないでしょうが、ことばを扱う天才的なものがあると思いました。 ことばというより活字でないもの、たとえば光や色や音などを 「ことば」 として巻き込んでしまう能力を持っているような気がします。 次号もお願いしています。
        *
 高橋玖未子とは、1110月に青森市で開かれた 「現代詩ゼミナール」 での出会いでした。 高橋は青森県の代表として、わたしは宮城県の代表として朗読させてもらいました。
高橋玖未子は内海康也が主宰する 「飾画」 の同人。 読みごたえある、ハイセンスの詩誌です。 その 「飾画」 にわたしとの青森での出会いとか、わたしの詩集 『透明海岸から鳥の島まで』 を中心に秋亜綺羅論を書いてくれたので、ココアに再掲載をお願いしました。 それは後半のページに。
ココア共和国vol.13の 「編集前記」 では、「触画」 を高橋玖未子主宰と書いておりますが、わたしの誤りでした。 どちらかというと走り書きの感覚を出したい 「編集前記」 ということもあって、注意が欠けていました。 お詫びして訂正いたします。

       *
海東セラは札幌の詩人。 会ったことはありません。 手作り感たっぷりの、個人誌 「ピエ」 がとても素敵です。 海東の作風はといえば、ことばをていねいに紡いで詩の空間を開くかと思えば、かなり実験的な試みも多く、新しいことができるひとだなと思いました。
       *
さてここからは、18(18)のトンネルに入りますぜ。
葉山美玖は童話作家で、官能(ポルノ)小説家で、詩人。 まあ、たぶん不思議なひと。 わたしは 「ココアの若い読者にいい詩を読ませたいので、<官能詩〉 を書いてほしい」 とお願いしたら、「いいですよ」 と。 いいなぁ。 「愛は、ほんとうは穿たれた真空のラムネの瓶なのに。」
       *
さぁ、金子鉄夫の登場です。 エルスール財団新人賞受賞第一作として書かれた 「現代詩手帖」 2月号のうんこの詩。 これを見た瞬間、あ、ココアに書いてもらお。 っと。
40年以上まえ寺山修司が、受験雑誌に応募されたものから 「ハイティーン詩集」 として編んだようなもの。 たとえば18歳のときの秋亜綺羅 「渋谷地下街ブルース」 では、電話ボックスに貼られた誘惑のチラシから始まって、売春少女ユキとの一夜物語。 当時の高校生たちの詩は落書きとの境界を走り回っていて、その若いエネルギーは現代で考えればどこだろうと、思っていたときでした。 あ。 これだ! と。
金子鉄夫の詩の速度感は才能だけじゃなく、無駄がない、暴力としてのことばを連射できる、計算づくのしたたかさがあるような気がします。
       *
詩人アリスには連続で登場してもらいました。 あいかわらずツイッターとFBへの連載は続いています。 こちらがぜんぜん追いつけません。
       *
わたしの詩は、逆R18、かな。 大人には読ませたくないぞ、みたいな。

著者について
谷内修三=詩人、評論家。 1953年生。 福岡市在住。
  詩集に 『The Magic Box』 『最上の愉悦』 など多数。 
ブログ 「詩はどこにあるか」。
現代詩手帖賞、福岡県詩人賞、中新田文学賞。

小林坩堝=詩人。1990年生。 東京都在住。
「幻燈」(北冬書房)、 「アナキズム」 等に寄稿
同人誌 「サクラコいずビューティフルと愉快な仲間たち」 「おもちゃ箱の午後」
「ライデン」 「風の森」 に参加。
9月に詩集 『でらしね』(思潮社) 刊行予定。

高橋玖未子=詩人。 1954年生。 青森県北津軽郡在住。
詩集に 『アイロニー・縫う』(書肆青樹社・2004)、
『夢虫』(土曜美術社・2010) など。
「飾画」 「青い花」 同人。 

海東セラ=詩人。 札幌市在住。
個人誌 「pied(ピエ)」 発行。
「グッフォー」 「阿吽」 などに参加。
散文でも活動。 大阪女性文芸賞

葉山美玖=詩人。 1964年生。 さいたま市在住。
詩集 『蒼い雨』(メディアポート・2003)
小説 『籠の鳥 JAILBIRD』(文芸社・2012)
童話 『あおいねこ』(関東図書・2013)。
詩誌 「午後2時の会」 同人。

金子鉄夫=1983年生。 広島県呉市生まれ。

詩人アリス=東京都在住。
Twitter に詩を連載。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)。
丸山豊記念現代詩賞。 
 
 
≪目次≫

  
 谷内修三 「わたしのリフィ川」 ほか2篇
   小林坩堝 「夕陽と沈む静けさに」

   高橋玖未子 「鉛筆とノート」
 海東セラ 「バザール」
 葉山美玖 「五月に、潜水する」
 詩人アリス 「夜の国のアリス」②
 秋亜綺羅 「羊のきみへのラブレター」

  小詩集
 金子鉄夫 「セックスしようセカイ、まずは、おまえから愛してやる」

  詩論
 高橋玖未子 「ひたすら希求する透明海岸──その演劇的詩空間での思索
          ──秋亜綺羅詩集 『透明海岸から鳥の島まで』 を読んで」

  エッセイ
 秋亜綺羅 「オフオフ東京から仙台インまで①~③」


 
 装丁=柏木美奈子



 

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季刊ココア共和国 Vol.12 絶賛じゃないけど発売中!!

季刊 「ココア共和国」
04 /12 2013
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.12
秋亜綺羅(著), ブリングル(著), 坂多瑩子(著), 北条裕子(著), 詩人アリス(著),  柏木美奈子(編集,イラスト)

2013年4月1日発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第12号。
右開きからが詩。左開きではブログを編集。
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 おはようございます。春のココア共和国です。 ココア共和国の窓のそとは日本国なので、たぶん日本国も春です。
日本国では首相が、欲しいだけお金を印刷するよん! などと叫んだとたん景気がよくなっちゃったみたいです。 ふつうに考えたら、国のお金がとつぜん増えちゃえば、国民の持っているお金の価値がそれだけ下がるわけだから、パニックになると思うのだけど。
まあ。 春だし。 花咲じじいのお話、めでたし、めでたし。 ということにしちゃおうね。
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 ココアも、第12号になりましたとさ。 今号のゲストは、4名の詩人です。
 ブリングルは、わたしの世代にとっては若い詩人といえますが、若い詩人たちにとっては英雄的存在でしょう。 女性だから、ヒロインかな。
 軽いロジックのように感じられるけれど、これはフットワークとジャブが身軽いだけにすぎません。 重い重い、ブリングルのカウンターは待ちかまえているのです。 読者はブリングルの殺人パンチに仕留められるのでした。
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 坂多瑩子のことは、谷内修三のブログで初めて知りました。 谷内が 「秋亜綺羅にはこんな詩は書けないだろ」 と評していたので、坂多の詩を探しました。 そしたらけっこう多作のようで、あちこちで活躍していました。
 坂多は、軽いことばを使ってスキップを踏むように行を換えるので、ついついルンルン読んでしまいます。 すると落とし穴が用意されているのです。 読者は別世界に連れ込まれたまま、坂多は知らんぷりで詩を終わらせます。
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 北条裕子は、わたしにとって、ずっとあこがれの詩人でした。 わたしがまだハイティーンで 「詩学」 とか 「詩芸術」 とかに投稿していた頃、北条は確か 「ピエロタ」 などに書いていたと記憶しています。 わたしはといえば粋がって、ちょっと暴力的で難解な詩をめざしていたのでした。 だけど北条裕子の詩は、抒情を的確なことばで現代詩にしていて、しかも女性を感じさせる魅力がありました。 いつも気になっていました。 散文詩も多かったと思います。
 わたしがしばらく詩の世界を離れていて復帰したとき、北条裕子が詩を書きつづけていて、すごくうれしかったのでした。 ココアに書いてもらえることになって、わたしのうれしさをやっと形で現せた気がしています。
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 詩人アリスの正体は、まったくわかりません。 ツイッターに一年以上、毎日連載しているものをもらいました。 今回はその冒頭の一部です。
 なにか凄まじいものがあって、それが好きです。 感性も好きです。
 前号に書いてもらった榎本櫻湖とは違うけれど、ふたりとも方法論というよりも、表現されている世界がいいんですよね。 ふたりの「詩」はほんとうならば「小説」として認められるべきだとわたしは思っています。 こういった「詩」が「純文学」のジャンルに行ってもらえれば、残された「詩」がなにものなのかが、見えてくるような気がするのです。
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 秋亜綺羅の詩は、長ったらしいのがひとつと、短めのが3つです。
 「さわやかに、しなやかに、そしてしたたかに」 は、ハード・ロックの大音響のなかで即興で叫んだものです。 そんときはカッコイイと思ってたのだけれど、活字にしてみると、連と連の間の脈絡すらありません。 あー、あ。
 「自傷」 は、発行人・望月苑巳の許可を得て 「孔雀船」 81号の詩を再掲させてもらいました。 わたしの詩にしてはちょっと暗い、リストカットをテーマにしています。 リストカットは、40年もまえからわたしの知人たちはしていました。 わたしたちが初代かしらん。 「未遂遊戯」 と呼んでいました。
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 最終から始まる 「ブログ」 のページは、震災以前ものを掲載してみました。 まるで戦前の出来ごとのように、思い出して来ます。
ランドセルをプレゼントしまくる、タイガーマスクさん。 NHKの中継まで止めてしまった、大相撲界の八百長騒動。 入試中にインターネットの掲示板にアクセスして正解を求める、新手のカンニング。 そんなことがありましたっけ、ね。


著者について
ブリングル=詩人。 1972年生。 東京都港区在住。
  詩集に 『次曲がります』 (土曜美術社)、 
『、そうして迷子になりました』 (思潮社) など。
詩誌 「モーアシビ」 「六本木詩人会」 「ねこま」 などに参加。
現代詩手帖賞。

坂多瑩子=詩人。1945年生。 神奈川県横浜市在住。
詩集に 『スプーンと塩壺』 (詩学社)、 『お母さんご飯が』 (花神社) など。
電詩ブックとして 『ミルクハーバの裏庭』 (土曜美術社)。
詩誌 「ぶらんこのり」 などに参加。
横浜詩人会賞。

北条裕子=詩人。福井県坂井市在住。
詩集 『形象』 (母岩社)、『水蛇』 (言葉の会) など。
詩誌 「木立ち」 同人。 

詩人アリス=東京都在住。
Twitter に詩を連載。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社)。 
 
 
≪目次≫

  
 ブリングル 「街の」
   坂多瑩子 「戻れば、帰れるか」

   北条裕子 「渡月」
 詩人アリス 「夜の国のアリス①」
 秋亜綺羅 「坂道とは人生です」
        「猫踏んじゃった」 「さわやかに、しなやかに、そしてしたたかに」
        「自傷」

ブログ=ココア共和国
 秋亜綺羅 「秋亜綺羅の長いつぶやき」

 
 装丁=柏木美奈子



 

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秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅