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日経新聞2月18日付朝刊に「寺山修司特集」が組まれました。

秋亜綺羅の近況
02 /25 2024
 おはようございます。
 日本経済新聞2月18日(日)付朝刊に、寺山修司が特集されています。辰年だからということでもないのでしょうが、タツノオトシゴならぬ、寺山修司の「落とし子」たちを紹介している内容です。わたしのところにも、日経新聞の石鍋仁美記者が熱心に取材に通ってくれました。12月8日のココア共和国主催「言と音が加速する午後」にも客席で観てくれました。その後も、事務所に来てくれたり電話だったり。新聞にたった何行かの記事を書くために、取材した事実を引用するだけでなく、自分のものとして消化させてから書くわけです。プロの仕事は見ていて気持ちいいものです。
 発行されてしばらく経ちますし、部分的に写真で紹介しちゃいますよ。

240218日経新聞01

240218日経新聞02
 わたしは今「寺山修司論まで時速四キロ」というタイトルで、寺山論を進めているところですが、すこしスピードを速めなければと自覚したところです。若くもないし。
 とりあえず、しばらくぶりのブログ更新でした。

月刊「詩人会議」2023年8月号に詩を書いています。

秋亜綺羅の近況
09 /16 2023
詩人会議2023年8月号

  月刊「詩人会議」2023年8月号に詩を載せてもらっています。特集「戦争をしない、させない国へ」ということで1篇。秋亜綺羅の詩のタイトルは「戦争は書かない」。確かに戦争は各国の権力のトップの言葉(命令)で始められます。反戦詩100万篇を権力者に送れば、戦争は止められるでしょうか。「あなた方100万人が、詩なんて役に立たないものはやめて、国家のために尽くせば、戦争なんてしなくて済むんだよ」と権力者が答えそうですね。こういう奴には100万個の爆弾を送ったほうが、反戦詩よりマシなのかもしれません。せめて1個の爆弾より衝撃がある詩を書くことが詩人の仕事なのではないかと思っています。
 特集には、河津聖恵、齋藤貢、青木由弥子も書いていますよ。

河北新報7月6日付朝刊に「寺山修司没後40年」企画で記事が載っています。

秋亜綺羅の近況
09 /13 2023
230706河北新報

 「寺山修司没後40年」ということで、河北新報の沼倉淳記者に取材されていました。沼倉記者はほんとうに熱心に何度も足を運んでくれて、寺山のこともとても勉強しているようでした。八戸の寺山修司記念館や、盛岡の「劇団赤い風」にも取材に出かけたようです。「赤い風」のおきあんごは、寺山の「演劇実験室天井棧敷」の団員でした。
 7月6日付の「河北新報」朝刊に掲載になりました。もうだいぶ以前のことですので、このまま載せちゃっていいですよ、ね? わたしは寺山の演劇には直接関わることはありませんでしたが、一緒に詩の朗読会をしたり、競馬の話などしました。詩についても、言語論についても、寺山にはずいぶん教わることばかりでした。寺山の「観客論」についてはわたしにも異論があり、ちょっと嚙みついたりもしました。
 今度、10月28日(土)に秋田市でわたしの講演がありますので、寺山修司のこともすこしく語りたいなと思っています。





PO 2023夏 No.189 にエッセイを書いています。

秋亜綺羅の近況
06 /03 2023
PO夏号No.189


 おはようございます。
 尾崎まこと編集、左子真由美発行の季刊総合詩誌「PO」No.189 に「1頁で語る私の好きな芸術家」特集として、秋亜綺羅がエッセイを1ページ載せてもらっています。「演出家としての寺山修司」というのが、わたしのタイトルです。寺山には「芸術」と「芸能」の定義がしっかりありました。自己模倣にならないことを心掛けていたようです。やたらに「自分らしさ」を強調する人が多い現在ですが、さっきまでの自分を壊す覚悟が寺山にはありました。演劇実験室天井棧敷の演劇は、寺山でなければ再現できない、寺山の芸術だと思っています。
 ココア共和国でおなじみの青木由美弥子も書いています。岩佐なをの詩も読めますよ。
 特集を中心に編集が充実している詩誌です。
 発行所は竹林館(大阪市北区東天満2-9-4 千代田ビル東館7F tel.06.4801.6111)で、880円。

「みらいらん」第11号に散文を書かせていただきました。

秋亜綺羅の近況
01 /22 2023
 おはようございます。秋亜綺羅です。
 池田康が編集・発行人の詩誌「みらいらん」(洪水企画) 第11号の小特集「本ってなに?」に、秋亜綺羅が散文を書いています。「みらいらん」には吉増剛造や七まどかなどが詩を書き、野村喜和夫や高階杞一、平川綾真智といった多くの著名な作家が登場しています。
 その中に小さくなって秋亜綺羅も混ぜてもらっています。「本に未来はない」というエラそうなタイトルで。その一部を紹介すると、


   義務教育の教科書が電子化されれば、当然その世
  代の子たちの絵本は電子化される。好きなタレント
  や父母の声色で読んでくれるだろう。好きな音楽を
  バックに流せるだろう。外国語にも訳してくれるだ
  ろう。わからない言葉をタッチすれば、やさしく意
  味を教えてくれるだろう。ディスプレイは最初は本
  の形態を保つかもしれないけれど、タテにもヨコに
  も自由にスクロールできるようになると、ページと
  いう概念が消えるだろう。
   すでにスマホで読まれる漫画の一コマが、タテに
  200メートルあったりする。現在のスマホはタテ
  のスクロールが得意だから、そういうまるでマンガ
  みたいな漫画を描きたい漫画家もいるわけである。


 といった具合。「みらいらん」は、池田康の意気込みをすごく感じられる詩誌です。(秋亜綺羅)

詩誌「みらいらん」第11号表紙

宮城県芸術選奨の写真をいただきました。

秋亜綺羅の近況
01 /21 2023
230121ブログ用01
 昨年(2022年)の話になってしまいますが、12月5日に県庁に行って宮城県芸術選奨というものをいただいて来ました。まぁ年の功ということでしょう。受賞対象は詩集『十二歳の少年は十七歳になった』(思潮社) と月刊「ココア共和国」(あきは詩書工房)でしたので、ココアの編集長・佐々木貴子(写真右)と一緒に行ってきました。
 昨日、公式の写真と数枚のスナップを県の担当の方からお送りいただきました。その1枚がこれです。左が村井嘉浩宮城県知事です。
 詩集賞やこのような顕彰に対して、恥ずかしがってか遠慮してか、自分の経歴などに載せない詩人(芸術家)がいます。でも最初から受賞をお断りするのなら立派というものですが、いただいてしまった以上はたくさん宣伝するのは、受賞者としての大事な仕事だと思います。こうして行政の方々が、文化(芸術)のために予算を組んで、人力と時間をかけて事業を行っているわけですから。これからもずっとこの事業が続き、いや文化への予算をもっともっと大きくしていただくためにも、頑張って宣伝していこうと思います。
 今回賞金(?)として15万円をいただきました。今年(2023年)中に関連事業を行えば、県から別に補助金をいただけるそうです。夏くらいに「秋亜綺羅リサイタル」でもやりますので、乞うご期待!
 最後に、わたしが受賞者代表であいさつした文章を載せておこうと思います。


   本日はお忙しいでしょうに、県知事自ら賞状をい
  ただき、とても感動しているところです。
   つい先日、宮城県の高校の文芸部の子たちが集ま
  った高校総合文芸祭というのがあり、わたしは詩の
  講師として招かれました。
   この、15歳から18歳という年齢は人生で一番多感
  な時期だと思います。この子たちは物心がついた頃
  に大震災がありました。すこしずつ復興が進んでい
  るなと思っているとき、新型コロナが流行し、マ
  ク生活が始まりました。高校に入学してからずっと、
  友だちの顔をマスク越しにしか見ていないのです。
  この子たちはまだ、「平時」とは何かを知らないとさ
  え言えます。そんな子たちが、マスク越しに、文学
  の話を熱っぽく語ってくれました。子どもたちの想
  像力だけはマスクだろうと、鳥かごだろうと飛び出
  して、青空を舞います。
   芸術にはそんな力があると、わたしは信じます。

   そんな時、ウクライナへの侵略がありました。戦
  争は、地球の裏側にあるのではありません。スマホ
  が入っている、子どもたちのポケットの中にあるの
  です。
   ロシアの大統領は政治の言語で国民に訴えます。
  兵士3万人の死者は、1年間の交通事故の死者数よ
  り少ない、とばかりです。いっぽうでウクライナ大
  統領は政治言語ではなく、文学の言語で訴えかける
  ことが、全世界の人々の共感を得ることを知ってい
  るようです。
   日本人の人々は、夕食後テレビを楽しむことが多
  いです。ロシアの人々は夕食後は演劇を観たり、コ
  ンサートを楽しんだり、バレーを見に行ったり、ス
  ポーツ観戦をしたりするのが当たり前だと聞いたこ
  とがあります。わたしの友人もモスクワで詩の朗読
  会に参加した時、3万人の観客が集まったそうです。
  ロシアの人々はほんとうに芸術が大好きなのです。
  ほんとうに芸術を愛しているのです。戦争に行って、
  人を殺したいわけはないのです。
   震災後、アメリカ大統領がオバマさんだった頃、
  アメリカの大使はケネディさんでした。ケネディさ
  んは世界の高校生たちを、詩の朗読で結ぶ運動をし
  ていました。わたしはケネディさんの依頼で、震災
  後の石巻の高校で、ニューヨークから来た4名の高
  校生と、石巻の高校生たちとの詩の朗読会を企画し
  ました。2時間もしないうちに、ニューヨークと石
  巻の高校生たちは、キャッキャッと英語で笑い合い、
  スマホで写真を自撮りし合っていました。
   ほかにも、ケネディさんは百人一首のカルタを英
  訳して、東京の高校生たちで競技会をするからと、
  大使館にわたしを招待してくれました。
   それが、アメリカ大統領がトランプさんになって
  からは、いっさい、まったく文化的な部門が大使館
  から消えてしまいました。政治によって世界の文化
  ・芸術の流れもすこしくは影響があるのだというこ
  とを、たぶん、ほとんどの人が知らないと思うので
  す。
   カザフスタンからも、国会図書館長が来日したか
  ら会ってほしいと言われて、大使館を訪ねたことが
  ありました。熱く文学論を語り合ったものです。ウ
  クライナ侵略があってからは、そうもいかなくなっ
  てしまいました。

  「芸術」が世界を変えることはできないかもしれ
  せんが、「豊かさ」というのはお金や物だけではな
  い、という発信はできると思っています。

   さて、きょう、こうして、「生活」というよりどち
  らかと言えば「学術的」と思われがちな「芸術」とい
  う分野に目を向けていただき、「芸術選奨」の制度を
  ずっと長く続けていただいている、宮城県と宮城県の
  人々に対して、心から強く敬意を表するものです。ど
  うもありがとうございました。


                 (秋亜綺羅)

「詩と思想」1・2月号に詩を載せていただきました。

秋亜綺羅の近況
01 /19 2023
 おはようございます。秋亜綺羅です。
 「詩と思想」(土曜美術社出版販売) 1・2月合併号特集「二〇二二年度・回顧と展望」で、「ベストコレクション2022」のひとつとして、秋亜綺羅の詩「捨てる勇気」を取りあげてもらっています。
 最初と最後だけ紹介します。


   オバマ米国大統領は広島で「核兵器のない世界を
  追求する勇気を!」と、演説した。不良の中学生に
  したって、ポケットのナイフを棄てるのには勇気が
  いる。
   だけど力説するオバマ大統領の後ろには、核ミサ
  イルの発射ボタンが入った黒いスーツケースを持つ
  秘書官が立っていた。


   憲法9条を守るということは、殺すか死ぬかしか
  選択肢がないときに、死を選ぶという意味である。
  自分を棄てる勇気と、家族や恋人を、ことばと素手
  で守る覚悟。スリリングで、スケールが巨大な長い
  戦いになるだろう。歴史上のすべての戦争よりも。


 以上です。この詩について、川中子義勝が「望みえずして望み」というタイトルで論及してくれています。
 ほかに「アンケート・今年の収獲」があり、「詩誌」として「ココア共和国」を複数の詩人から上げていただいています。

230119秋亜綺羅のブログ01

詩人会議2023年1月号

秋亜綺羅の近況
01 /15 2023
 おはようございます。秋亜綺羅です。
 「詩人会議」1月号に詩を載せてもらっています。タイトルは「おめでとう」。お正月と「詩人会議」創立60周年おめでとう、と書くつもりだったのです。それなのに、おめでたい言葉は一つもなくて。なぜか、自分の肛門くんとの対話になってしまいました。

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 食物が口から入って肛門くんに至るまで、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸と長いようで短いストーリーがあります。無事立派な、植物あるいはバクテリアにとっての食料が生産されて、肛門くんから供給されます。

 その肛門くんは一生頑張っているのに、太陽くんを一度も見たことがないと言うのです。肛門くんの人生は、わたしの人生でもあります。いつか誰もいない陽の当たる場所に連れて行って、思う存分「太陽がいっぱい」とおならをしてもらいたいものです。

 わたしの詩の最後の3行は以下です。


  人生とはとても短いものだ

  詩がひとつも終らないうちに

  終わってしまう

  

 ほかに谷川俊太郎齋藤貢松下育男など、月刊「ココア共和国」でもおなじみの詩人たちも書いていますので、ぜひ読んでみてください。(秋亜綺羅)

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仙台のタウン誌「りらく」1月号

秋亜綺羅の近況
01 /13 2023

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 おはようございます。秋亜綺羅です。仙台で発行されている、いわゆるタウン誌「りらく」1月号に、「思い出写真館」という見開きページがあって、そこにわたしの過去を暴かれるような写真と記事が載っています。記事は「私」という1人称で進んでいきますが、実は菅井理恵記者によるインタビュー記事です。写真は東京在住だった学生時代や、寺山修司、清水昶、八木忠栄とのシンポジウム、それと福岡県久留米市からいただいた「丸山豊記念現代詩賞」の贈呈式での朗読の風景です。朗読では仙台の前衛舞踏家・伊藤文恵と、当日即興でお願いした福岡市のギタリスト・橋口武史とのコラボをしています。
 タウン誌というと、なんか広告だらけでできていると想像する人も多いと思いますが、「りらく」は取材や写真がしっかりしていて、まさに地元の情報誌です。仙台のいろいろな側面をいろいろな角度から読むことができます。値段も550円ですから、仙台に旅行にいらっしゃった方は、おみやげに絵はがきなんか買うよりも、「りらく」だけで、おみやげとして本当に喜ばれますよ。
 「りらく」には、歴程同人で仙台の詩人・水月りのの詩が写真とコラボしているページが好評連載中で、これだけが目当てで毎月買う読者も多いようです。水月りのは、佐々木貴子秋亜綺羅が責任編集の詩の雑誌、月刊「ココア共和国にゲストとしてお呼びしたこともありました。(秋亜綺羅)
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詩人の永方ゆかが書評してくれました。

秋亜綺羅の近況
03 /13 2015
2015年3月13日(金)
 
 こんにちは。 秋亜綺羅です。
 
 このブログ、藤川みちると恋藤葵のふたりの詩人にすっかりまかせっきりで、わたしが記事を書くのは、ことしになって初めてのような。 …
  
 昨年12月発行の、東京大学生協のPR紙? 「ほん」 第389号に、詩人・永方ゆかが、秋亜綺羅 『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社) を評してくれています。
 
 詩集のなかの 「来やしない遊び友だちを待ちながら」 を取りあげ、
 
 
   読後、私の中にカレイドスコープの様な多色性の感覚と共に波状的に立ち上ってきたものが
  あった。 それが一体何なのか直ぐには分からず、余韻を噛みつつ作品をふり返っていると、
  不図気がついた事がある。 それは、冒頭の留守録のような不条理台詞と、不意に差し込まれ
  た 「入院する朝ぼくにくれた電話の声」 とが、既視感を伴って重なっていたのだという事で、そ
  の瞬間、読後に立ち上ってきたものの正体も知れた。
 
 
 と。 詩は的確に捉えられてしまっています。 ありがとうです。
 
 わたしはいま、 「現代詩手帖」(思潮社) 4月号の 「詩書評」 を脱稿。 ゲラ戻しの原稿を、編集長が出張校正で待っている印刷屋さんに、FAXをするところです。
 それが終われば、「ココア共和国」 vol.17 の原稿を書きます。
 
 では、近いうちにまたブログUPします、ね。
  
 
 
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秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅