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ごめんね。 と言われてホッとしましたよ、ね。

大震災──仙台から
03 /28 2011
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ニューヨークタイムスより
 
 
3月28日(月)午後10時30分

 地震発生から18日めになりました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 きょうはガソリンスタンドに並びました。
 しばらく車を運転することは、ほとんどあきらめていたのですが、
 月に1度の、家内をつれて病院にいく予定が近くなってきたので、
 意を決して並んだというわけです。
 何キロも並んで6時間待って、やっと入れたよん。 
 とか数日まえまでは、友だちが話していたものですが…。
 月曜の朝10時過ぎ、それほど待つこともなく、入れることができました。
 ほんとは緊急車両以外はダメなんだぞ~、とかGSのおじさんが言っていたので、
 ちょっと、ズルだったのかもしれません。
 3,000円分だけね~。 って、GSのおじさん。
 わたしの車は軽なので、ほとんど満タンになりましたとさ。
 
 調子に乗って、そのまま近くの西友に行きました。
 1時間ほど並んだのですが、商品は豊富でした。
 パンとか、納豆とか、牛乳とか、野菜ジュースとか、
 ふだんあたりまえだったはずのものたちと、
 18日ぶりに再会することができました。とさ。
 
 しかし。 …仕事の時間中にこんなことをして
 サボっていた秋亜綺羅くんでした。
 まじめに仕事をしていたみんな。 すみませぬ。
 
 あとは都市ガスが来てくれれば、
 お風呂に入れるぞ~。
 
 ※  
 
 ところできのうの夜、7時のNHKニュースには青ざめました。
 ヨウ素134が、通常の1000万倍だって~!!?
 この世はもうじきおしまいだ~。
 とにかく東北、関東の子どもたちをいちもくさんに逃がさなきゃ。!!
 と叫んだけど、興奮して、疲れて、不覚にも寝ちゃった老人がひとり。
 
 朝めざめて、もうこの世は終わっているかな。 と思って、
 TVをつけると、
 「ヨウ素134じゃなくて、セシウム134でした。ごめんね」
 と東京電力のおじさん。
 
 「ああ。 よかった」 とわたし。
 怒りなんてないです。 よかった。 よかった。 とりあえず。
 
 いや。 怒りは、きのうの7時のニュースでの解説です。
 確かにいつもの楽観的なのろのろ説明ではなく、
 かなり深刻な事態です。 とは言いました。 やっと、ね。
 だけどヨウ素134があるということは、
 核分裂、臨界が始まっている可能性は100%に近い。
 そのことをいっさい、ことばにしていません。
 最悪のシナリオが始まったということを。
 マスコミの記者たちの質問もそれにふれていません。
 いったい、どうなっているんだろう。
 
 ほんとうだったら、総理大臣が出てきて、
 まず。 東北と関東の子どもたちと、妊婦と、幼児の母親たちを一時避難させましょう。
 この事故は命をかけて、わたしたちが食い止めます。
 そしたら必ずや、みんなを迎えにいきますよ。
 …というべき、事態ですよ。 おおげさじゃないですよ。
 まあ。 まちがいだったから、よかったけれど。 とりあえず。
 
 子ども手当はぜったい出すんだ~い。 というのも立派ですけれど、
 子どもの命だけはぜったい守ってみせる。 という決意が見えてきません。
 
 実際にひとが死ぬまで、避難指示は出ないのでしょうか。
 
 
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
   

世の中は見えないこころづかいと、見えない思いやりで成立しています。

大震災──仙台から
03 /26 2011
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ニューヨークタイムスより
 
3月26日(土)午後4時30分

 地震発生から16日めになりました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 仙台の朝はうっすら雪が積もり、寒かったです。
 昼は晴れています。
 
 わたしの事務所の1階はローソン100で、
 昨日、被災後はじめて並ばずに! 店に入ることができました。
 果物、野菜、惣菜など久しぶりに見るものが並んでいました。
 ついうれしくなって、赤飯は売っていないかな。 と見まわしましたが、
 ちょっとありませんでした。
 そのお店は24時間営業のはずですが、夕方には売り切れ状態で
 閉まってしまいました。
 
 宅配便も動き始まったようです。
 ガソリンはまだまだたいへんで、GSには何キロも並んでいます。
 ガソリンと宅配便がないと、仕事ができなくなっているんだなぁ。 と感じました。
 
 ※
 
 お店に毎日何時間も並ぶって、品不足の東京ででも、想像できないんじゃないかな。
 ラーメン屋さんじゃないのに。 ね。
 こんな感じです。
 
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 いまではだいぶ商品も並びはじめました。 
 数日まえまでは、せっかくお店に入ることができても、品物がありません。
 こんな感じです。
 
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 ※
 
 しっかし。
 
  「こころはだれにも見えないけれど
  こころづかいは見える
  思いは見えないけれど
  思いやりはだれにでも見える」

 というコピーがTVでしょっちゅう流れていますが、東京でもですか?
 あの読み方と、回数と、間隔は、
 SF映画なんかにありそうな、人間を町ごと洗脳するときのリズムですよ。ね。
 愛国心は思うだけじゃダメだ。 形で表わせ。 ということでしょうか。
 
 世の中は見えないこころづかいと、見えない思いやりで成立しています。
 それが崩れたとき、平和も崩れますよ。
 
 真実を報道するよりも、混乱を招かないのが正義だ。 みたいにマスコミはなっていませんか。
 「大本営発表」 を見破る報道はされているでしょうか。
 
 「欲しがりません、勝つまでは」 みたいな団結には危険を感じます。
 
 プロ野球の選手会のひとたちの気持ちはとってもありがたいです。
 でも、被災地のひとたちは、
 「おれたちが苦しんでいるのに、なにを遊んでいるのだ」
 なんて思っていませんよ。
 TVで見る野球だけがせめての楽しみなんだ。 と思っていますよ。
 
 日本人みんなが、それぞれ自分の目のまえのことで本気になれる。
 それを邪魔するつもりはありません。
 スポーツ選手の素晴らしさは、さっきまでできなかった自分に挑戦する姿です。
 いま、被災地にはその勇気がほしいんです。 
 
 
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
 
   

大震災も原発事故も終わりはあるのでしょうか。

大震災──仙台から
03 /24 2011
3月24日(木)午前10時40分

 地震発生から14日めになりました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 高校野球が始まりましたね。
 東北高校と東京代表校との決勝戦にならないことを祈るばかりです。
 「やったー!決勝打だー!」 とアナウンサーが叫び、
 東北じゅう、東京じゅうのひとたちがTVのまえで、「うぉー!」。 
 避難所でTVに群がるひとたちがバンザーイ!
 その瞬間、バチっ!!
 東北電力と東京電力が同時に大規模停電ですね!
 おお。 こわ。!
 
 そうでなくても、そのとき計画停電でTVを見られないひとたちは、
 怒るでしょうねぇ。
 
 ※
 
 あいかわらずTVでは専門家というひとが、
 問題の放射能は、1年間で自然界で浴びる量の半分にすぎません。
 とか言っていますね。
 この論理、やめてほしいですね。
 夏の紫外線ですら、天気予報のおねえさんから、
 「きょうは紫外線が強いですが、1年間で浴びる量の半分にすぎません」
 とかいわれたら恐怖ですよね。
 問題は、紫外線どころか、放射能ですぜ。
 「きょうは大雨ですが、1年間に降る量の半分にすぎません」。
 そんなこと言われても、じゅうぶん洪水ですぜ。
 
 ※
 
 このブログの前回の記事でわたしはこう書きました。
 
   TVでは、死亡者名簿がえんえんと読み上げられ、
   死体安置所が字幕で紹介され続けます。
   高校の体育館などが安置所になっていることも多いです。
   聞くところによると、遺体の多くは箱に入れられていますが、
   開けると、はだかのうえに簡単な衣類がかけられている程度だといいます。
   きちんと死化粧(?)されているところもあるらしく、
   市町村によって扱いはまちまちだそうです。
   不明者というのは警察に届けられた数ですので、
   家族ごと、町ごと津波に飲み込まれたひとたちは不明者にすらなれません。
 
 このわたしのコメントは、ちょっと甘かったようです。
 あまりの死者の多さに、そのまま土葬にされることも多いようです。
 
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 とても悲しいです。
 これらの写真は、ニューヨークタイムスのホームページにあるものです。
 これが、現実です。
 
 下の写真は、不明の家族や知人を捜しているひとたちです。
 すべての遺体の顔をひとりひとり、
 何百、何千という死者の顔をひとりひとり見て、だいじなひとを探し出すのです。
 
 詩人だとふだんうそぶいているわたしに、
 なにか、書くことができるでしょうか。
 
 
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 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
   

血糖値がすこしよくなりました。

大震災──仙台から
03 /22 2011
3月22日(火)午後9時55分

 政府やマスコミがいう放射能の安全性って、こわいですね。
 「この数値は1年間に自然界で浴びる放射能より小さいです」 って。
 ただの水だって、1年分を1時間で飲んだら死んじゃいますよ、ね。 こわいですね。
 「ただちに人体に影響を与えるものではありません」 って。
 そんなこと誰だって知っていますよね。 青酸カリじゃあるまいし。
 「CTスキャンで受ける放射線量より少ない」 って。
 CTスキャンや、レントゲンの放射線を危険だと、マスコミもよく言っていましたよね。 むかし。
 TVに専門家みたいなひとが出てきて 「ぜったい安全です」 って.。
 10年後20年後にその地域のがん発生率が0.01%、ほかより大きくなる可能性はありえない。
 ということを保証しているのでしょうか。
 0.01%というのは、1万人にひとり。10万人に10人。100万人に100人です。
 そのひとりになる可能性はほとんどないから、安全だということでしょうか。
 こわいですね。 その、考え方が。
 子どもに問題の野菜や魚や牛乳を摂取させない、いわゆる 「風評」 のほうが、よほど賢明そうですね。
 
 ※
 
 地震発生から12日めになりました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 週明け、連休明けですから、街には復興の兆しが…
 と思ったのですが、新幹線も高速も使えず、ガソリンもなく、
 地下鉄もバスも混みほうだい。 
 わたしの事務所の入っているビルのほかの会社では、
 自転車で来れる人だけが出社で、早々と帰宅。 といった感じ。
 スーパーに、スタンドに何時間も並んで食品などを手に入れなければならないし。
 小学校は5月の連休までは実質的な休みですので、
 働くお母さんたちは、子どもを家に置いて出社するのはためらいます。
 余震だってしょっちゅうですから、ね。
 こんなことでは、仕事は始まらないし、経済的な経営的な破たんを待っている感じです。
 
 いっぽうTVでは、死亡者名簿がえんえんと読み上げられ、
 死体安置所が字幕で紹介され続けます。
 高校の体育館などが安置所になっていることも多いです。
 聞くところによると、遺体の多くは箱に入れられていますが、
 開けると、はだかのうえに簡単な衣類がかけられている程度だといいます。
 きちんと死化粧(?)されているところもあるらしく、
 市町村によって扱いはまちまちだそうです。
 不明者というのは警察に届けられた数ですので、
 家族ごと、町ごと津波に飲み込まれたひとたちは不明者にすらなれません。
 
 発生から2週間近くなっても、こんな報告をすることになるなんて、
 われながら信じられません。
 
 ※
 
 わたしですが、きょうは持病の糖尿病の診察でした。
 東北労災病院は町の中のせいか、
 地震のための混雑はいちおう収まっている感じです。
 売店も食堂も閉まったままでした。
 入院患者は、しばらく非常食で、最近ふつうの食事に戻りつつある、ということでした。
 わたしは、血糖値の成績が良くなり、先生にほめられました。
 先生が言うには、不思議にみんな数値がよくなっているんだよな。
 粗食の連続でしたからね。
 …糖尿病って、やっぱりぜいたく病だったんです、ね。
   
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
   

床屋さんに行きましたよ。

大震災──仙台から
03 /20 2011
3月20日(日)午後8時30分

 さっき、宮城県石巻市で80歳の女性と、16歳の孫の少年が救助されたというニュースが流れました。
 うれしいですね。 寒かったよね。 暗かったよね。 さみしかったよね。
 よかったね。
 
 地震発生から10日めになりました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 きょうもわりと暖かかったです。
 街ではラーメン屋さんとか、薬屋さんとかが、すこしだけ開店しはじめました。
 スーパーには少しだけ新しい商品も入り始めたようです。
 相変わらず、早朝からひとの列です。
 コンビニとか、ファミレスとかは地震後、閉めっぱなしです。
 灯油は入荷し始めたところもあるようで、みんな並んでいます。
 ガソリンはあいかわらず、ほんの一部のスタンドだけにあるそうですが、
 あきらめぎみです。
 TVでは安否確認と、たずねびとの放送が多くなりました。
 宮城県だけで、死者は2万人になると思います。
 
 わたしですが、近くの床屋さんが開いたので、行きました。
 都市ガスは2か月ほどダメなので、
 調達したプロパンがなくなるまでの営業だそうです。
 以前ブログに書いたようなイタズラもせずに、ありがたく
 10日ぶりのシャンプーと、ひげそりをしてもらいました。
 髪も、なるべく短く切ってね。 と頼みました。
 
 すっきりしたところで。 お彼岸のお墓参りに行きたいのですが、
 ガソリンがありません。
 歩くと片道3時間くらいかかるところなのです。 あきらめちゃいました。
 行政では 「墓参りの自粛」 を呼びかけているとも聞きました。
 墓のまえで余震が起きるのを避けるためだろうと思います。
 墓石は、重いですからね。 先祖のまえでつぶされちゃってはね。
 先祖に合わせる顔がありませんもの。
 
 火曜日からは、再開される会社も多くなり、
 サラリーマンもすこしずつ戻ってくるのでしょう。
 経済、経営の津波はこれからやって来ます。
 
 ※
 
 きょうの原発事故のニュースは、発表する政府も、質問するマスコミも
 なんか余命を告げられた患者への説明みたいだったと、思いませんでしたか?
 3号機はきょう圧力を下げるためにベントを行う予定でしたが、中止になりました。 
 ベントは一時的に弁を開けるので、放出される放射能はいままでの100倍は超えるはず。
 その説明はしないし、マスコミは質問もしていない。
 ましてやそのまえに、避難範囲を大幅に広げる必要があるはずなのに…。
 圧力が安定してきたので、と説明するけど、数値は出さない。
 悪くなっている、とはけっしていわず、良くなったともけっしていわない。
 良い方向にむかって努力している。 という。
 けっきょくは手術は行われませんでした。
 
 3号機はほかの5機とちがって、プルサーマルであることも口にしない。
 マスコミがそれを質問しないのも不思議です。
 
 だけども問題はきょうの雨。
 傘がない。
  
 
 
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 秋亜綺羅
 
 
   

仙台から。 原発事故を考えてみました。

大震災──仙台から
03 /19 2011
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3月19日(土)午後3時30分

 こちらは1週間前に落ちた時計が動いていません。
 地獄行きのジェットコースターのあとは、
 サーフィンにしてはサービス過剰の巨波。
 いまは、見えない導火線と爆弾を相手に、水掛け論?
 もう遊び疲れています。
 いつか遊びが終われば、生活が待っているのは世の常です。
 世の常に戻れるのはうれしいのだけれど、
 ちょっと遊び過ぎで、
 脳の時計がリズムを取り戻せるか心配です。
 
 ちょっと不謹慎な表現だったでしょうか。 
 地震発生から9日めに入りました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 hir*a2*2*0*さんからのコメントは、「原子力発電所の事故」 についてでした。
 政府も自治体も、日本のマスコミも、最良と最悪のシナリオを教えてくれないので、
 日本人がみんなで同じ認識を持てないでいます。
 政府のコメントも、TVの司会者たちもだんだんと、
 真実報道よりも、社会を安心させて、混乱させないのが正義だ。
 みたいに変わってきているのが気になります。
 戦時中の大本営発表じゃあるまいし…。
 
 しょうがないので、原子力にすこし詳しいひとや、
 海外に行っていて、そこから日本を見ている友人や、
 信用できそうなネットの情報などから、
 わたしなりのいまの判断をすこしく書きます。
 
 福島原発事故は、だまっていても終息する可能性は0ではない。
 福島原発事故は、最悪のシナリオでは炉心溶融、燃料棒溶融、臨界。
 その瞬間、残っているとされる核燃料の量からすると、爆発的に放射能が発生する。
 仙台では最低でも1週間は非常に危険状態で、密室にとじこもるしかない。
 仙台に避難勧告が出るときは、東京も同時だろう。
 福島原発もたいへんだけど、女川原発もけっして解決してはいない。
 といったところです。
 
 もしわたしが行政の長だったとしたら、
 いますぐに! 20歳未満の子どもたちの関西以西への疎開を実行する場面です。
 
 なんとか終息したとしても、地元の農産物、海産物は10年以上売れないでしょう。
 仙台市を含む東北地方に支店を出そうとする企業があるだろうか。
 こんどは経済的に、文化的に、地震時の悪夢のような揺れが、永遠につづくことになるのです。
 
 ※
 
 ところで、ここ仙台は郵便が届くようになりました。
 宅配便が動いている気配はありません。
 家内が昨日、並びに並んで、なんと豚肉を買ってきました。
 そういえば昨日、灯油が1缶手に入りました。
 ガソリンを売っているスタンドがあるのか、車の列ができています。
 みんな、エンジンを止めて並んでいるのが印象的です。
 きょうはちょっと暖かくて助かっています。
 家族の安否もわからないまま凍えている、避難所のひとたちにも、
 すこしは物資が入ってきているのでしょうか。
 お彼岸だというのに、転げ落ちているはずの墓石まで気が届いていません。
 
 全国のTVは普通の番組を放送し始めたようですが、
 それと同時に、悲惨な現場も報道し始めています。
 絶妙なバランス! と、ほめておきましょうか。
 
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
   

きょうも並ぶしかないのかな。 宮城県仙台市からのブログだよん。

大震災──仙台から
03 /17 2011
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3月17日(木)午前11時30分

 地震発生から7日めに入りました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 上は、河北新報のきょうの朝刊です。
 
 わたしはいま事務所にいますが、同じビルのほかの会社ではいっさい仕事をしていません。
 社員が来ている会社も少ないです。
 さっき、仙台市ガス局の方が来て、設備の安全チェックだとのことでした。
 どちらにしても、都市ガスをつくる設備がダメだそうです。
 
 ふつうマスコミの災害報道といったら、ビルの崩壊だとかばかり見せて、
 現場は確かにたいへんだけど、そのほかは実は平気だったりする。
 というのは、ほとんどの人が思っていますよ、ね。
 
 こんどはすこし違います。 たいへん、たいへん、とマスコミはいうけれど、
 ほんとうに悲惨なところは、報道していません。
 1000人を超す死体がある海岸の写真を見ていますか?
 離れ離れになってしまったひとたちは、
 亡くなったかもしれない家族を捜すのに、何100人もの遺体の顔を見ていくのですよ。
 そうした家族にインタビューをしているのをTVで見ましたか?
 ないでしょう? 恐ろしすぎて報道できないのか、よほど強力に規制されているのか。
 わたしには、わかりません。
 
 ガソリン不足、食糧不足は、悲惨な現場だけの話じゃないですよ。
 わたしの所は、仙台の中心近くで、宮城県のなかでいちばん 「軽症」 だと思います。
 その地域での話です。
 スーパーも、コンビニも1日数時間開けて、ひとり10点までとかといって売りますが、
 地震以来、新たな商品はいっさい入ってきていませんから、
 買えても、お菓子とか、酒のつまみとかです。
 ガソリンはどこにもないので、近くの親戚にも行けません。
 原発事故で逃げろといわれても、アホかいな。 です。
 
 電話もまだまだつながりません。
 わたしは宮城県詩人会に所属していて、会員が61人です。
 電話をかけまくり、安否を確認していますが、
 とにかく電話がつながりません。まだ半数の会員と連絡が取れていないのです。
 さっきやっと電話がつながったと思っても、こんどかけるともうダメ、状態です。
 それでもまた、1日じゅう電話をかけて、メールを打ちつづける秋亜綺羅くんでした。
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
 
    

静岡は大丈夫でしょうか。

大震災──仙台から
03 /16 2011
3月16日(水)午前0時05分

 地震発生から6日めに入りました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 
 さっき静岡で大きい地震があったとTVで知りました。
 稲森まことさん、大丈夫でしょうか。
 横浜の小鹿夏さん、宮内文子さん、大丈夫でしょうか。
 こうやってブログで通信しあっていると、
 お互いに住んでいる地域を知らなかったりしますが、
 震源近くのみなさん、大丈夫でしょうか。  
 東海地震につながらなければいいのだけれど…。
 
 ここ、仙台は昨日より好転したことはほとんど見当たりません。
 わたしの所は、仙台の中心近くで、宮城県のなかでいちばん 「軽症」 だと思います。
 夏には楽しく海水浴していた砂浜には、数100人の遺体があるそうです。
 小学校ごと津波にあい、何100人の子どもたちと先生が亡くなった、という報道は
 近くあると思われます。
 宮城県だけで、死者は1万人を超えるといわれています。
  
 わたしはきょう(15日)は事務所で、仕事関係のひとたちの安否をとりまくりました。
 だいぶ携帯もつながり始めました。電気が通り始め、充電できたおかげでもあるのでしょう。
 仕事は、なにも始まっていません。始められるきっかけは、なにもありません。
 
 社員、社員の家族、仕事の取引先の安否確認がほとんど終わったので、
 車で10分ほどのわたしの実家へ行ってみました。
 水道とガスがないというので、水と、保温できる小さいマグカップに湯を持って行きました。
 
 家内の実家は、車で1時間20分ほどの丸森という所なのですが、
 行きたくてもいけません。 とにかくガソリンはどこにもありません。
 地震の翌朝、電話があったきりで、連絡がいっさいとれていません。
 電気も、なにもないはずです。
 
 午後には近くのスーパーに並びました。
 冷たい雨のなか、3時間ほど並んで、店内に入れましたが、
 パン、コメ、缶詰、牛乳、肉、魚、野菜、レトルト食品、…なにもありません。
 酒の肴とおもわれるサラミと、菓子類をやっと買えました。
 貴重な栄養源です。
 
 原発のニュースも気になりますが、
 何年後かの発癌より、明日の餓死との闘いというわけです。
 
 わたしの家は、ガスがまだなので、風呂もシャワーもムリです。
 昔、ウォッシュレット付きのトイレが発売されたときの、TVコマーシャルに、
 「おしりだって洗われたい」 という、名コピーがありましたけれど、
 いまや、シャワーを浴びることができるのは、おしりだけ! となりました。
 
 これが、いちばん回復が早い地域の現状です。
 
 
 ココア共和国
 秋亜綺羅
 
 
   

3日が過ぎました。 こちら仙台です。

大震災──仙台から
03 /14 2011
3月14日(月)午後10時10分

 地震発生から3日が過ぎました。
 仙台の秋亜綺羅です。
 ちょっと怖いくらいの余震がしょっちゅうあります。
 わたしのところは、周辺にくらべれば 「軽症」 です。
 
 きょうは月曜日で、社員のほとんどが出社して
 おたがいの無事と、家族の無事を確認。
 まだ連絡がつかない多くの知人をチェックしました。
 事務所内の 「破壊状態」 に対応しました。
 運よく、地震発生時に作業中だったパソコンのデータなど復旧できそうです。
 あとは、ビルの破損を確認して、本格的な修理を必要とするはずですが、
 専門の業者さんたちとはほとんど連絡がつきません。

 ここは復旧が進んでいて、電気、水道は来ています。
 ガスはまだです。1か月かかるという話です。

 津波の被害は普通じゃなく。
 ここ宮城県での死者は1万人を超すと思われます。
 福島と宮城の原発事故も不気味です。
 いつニュースが、とんでもない方向に走りだすか、と…。

 ガソリンも灯油も手に入りません。
 スーパー、コンビニなどのお店もまだほとんどダメです。
 それでも1日何時間か開けて、あるだけの品を売ってくれますが、
 カップラーメン5個とかしか買えません。
 3時間くらい並んで。です。
 パンやレトルトのごはんや水はどこでも売り切れですから、
 やっと買えたスナック菓子と缶コーヒーが主食だったりします。
 それも底をつく日は近いです。

 避難所へ行く方法もありますが、
 広い体育館で、暖房も電気もなく、食料もおにぎり1個とからしいです。
 それよりは、余震を覚悟で自分の家にいようか。ということになります。

 行政からは、安否の確認はおろか、指示はおろか、
 呼びかけも、励ましも、いっさいありません。
 グチを言っているつもりは、これっぽちもありません。
 目のまえの命に別条ないひとたちに、かまってなどいられないでしょうから。
 だけど、ひとり暮らしの老人や、病人で、
 ふだんやっとの思いで買い物をして生活していたひとたちは
 いまも買い物ができているのだろうか。 と心配になってしまいます。
 でもそんなひとたちの、ふだんからの情報がありません。
 「個人情報」 とかいって、「知っちゃいけない事実」 に
 なってしまっているからです。

 まだ、先は見えていません。 まだ方向すら見えていません。
 みんな頑張っています。 
 

 ココア共和国
 秋亜綺羅

気づくと世界的な、歴史的な大震災のまっただなか。

大震災──仙台から
03 /13 2011
心配をおかけしました。 わたしは無事です。
わたしはケータイのメールを使っていないので、
パソコンがいまやっと使えるようになったところです。
社員の無事、社員の家族の無事を確認していて、ほぼ大丈夫そうです。
電話も電気も水もガスもない状態です。
発生時、わたしは会社の中にいて、
運よく火事も津波も関係ない場所にいます。
めちゃくちゃになった自宅と会社のことは、これから考えます。
ブログの友だち、読者の方で、被災地にいらっしゃった方も、ご無事でしょうか。
とても心配です。
 
ココア共和国
秋亜綺羅

秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅