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季刊ココア共和国 vol.13 は8月1日発売です!

季刊 「ココア共和国」
07 /26 2013
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.13
秋亜綺羅(著), 谷内修三(著), 小林坩堝(著), 高橋玖未子(著), 海東セラ(著), 葉山美玖(著), 金子鉄夫(著), 詩人アリス(著),  柏木美奈子(編集,イラスト)

2013年8月1日発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第13号。

        ※
日本国の選挙も終り、安定政権に。 安定だけど、ちょっと不安。
 欲しいだけお金を印刷するよん! なんていっちゃって。 桃太郎さんさえ家来にしてしまうほどおいしい、キビだんごが毒でなければいいね。
まあ。 夏だし。 鬼たちの財産盗りほうだいの桃太郎のお話、めでたし、めでたし。 ということにしちゃおうね。
        *
 ココアも、第13号になりましたとさ。 今号のゲストは、7名の詩人です。
 谷内修三とは大昔からの友だち? です。 5月に久留米で、丸山豊記念現代詩賞贈呈式があって、谷内も来てくれ、40年ぶりの再会となりました。 翌日福岡に行って、昼から谷内と飲みました。 舞踏の伊藤文恵と家内もいっしょでした。
 谷内修三の詩のレトリックには、揺るぎない正確さと、リズムがあります。 谷内はほかの詩人の評をするとき 「肉体」 ということばをよく使うのだけれど、わたしはよくまだわからない。 肉体からたまたま迷子になった魂が、遊んでくれりゃそれで詩、くらいにしか、わたしは考えていないから。 ことばの 「肉体」 を信じるためには必然論者になるしかない。 誕生から成長、老化、死へという必然ですね。 わたしは根っからの偶然論者だから 「肉体」 は邪魔ものなわけです。
        *
 小林坩堝はとても若い。 この詩ひとつで評価はできないでしょうが、ことばを扱う天才的なものがあると思いました。 ことばというより活字でないもの、たとえば光や色や音などを 「ことば」 として巻き込んでしまう能力を持っているような気がします。 次号もお願いしています。
        *
 高橋玖未子とは、1110月に青森市で開かれた 「現代詩ゼミナール」 での出会いでした。 高橋は青森県の代表として、わたしは宮城県の代表として朗読させてもらいました。
高橋玖未子は内海康也が主宰する 「飾画」 の同人。 読みごたえある、ハイセンスの詩誌です。 その 「飾画」 にわたしとの青森での出会いとか、わたしの詩集 『透明海岸から鳥の島まで』 を中心に秋亜綺羅論を書いてくれたので、ココアに再掲載をお願いしました。 それは後半のページに。
ココア共和国vol.13の 「編集前記」 では、「触画」 を高橋玖未子主宰と書いておりますが、わたしの誤りでした。 どちらかというと走り書きの感覚を出したい 「編集前記」 ということもあって、注意が欠けていました。 お詫びして訂正いたします。

       *
海東セラは札幌の詩人。 会ったことはありません。 手作り感たっぷりの、個人誌 「ピエ」 がとても素敵です。 海東の作風はといえば、ことばをていねいに紡いで詩の空間を開くかと思えば、かなり実験的な試みも多く、新しいことができるひとだなと思いました。
       *
さてここからは、18(18)のトンネルに入りますぜ。
葉山美玖は童話作家で、官能(ポルノ)小説家で、詩人。 まあ、たぶん不思議なひと。 わたしは 「ココアの若い読者にいい詩を読ませたいので、<官能詩〉 を書いてほしい」 とお願いしたら、「いいですよ」 と。 いいなぁ。 「愛は、ほんとうは穿たれた真空のラムネの瓶なのに。」
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さぁ、金子鉄夫の登場です。 エルスール財団新人賞受賞第一作として書かれた 「現代詩手帖」 2月号のうんこの詩。 これを見た瞬間、あ、ココアに書いてもらお。 っと。
40年以上まえ寺山修司が、受験雑誌に応募されたものから 「ハイティーン詩集」 として編んだようなもの。 たとえば18歳のときの秋亜綺羅 「渋谷地下街ブルース」 では、電話ボックスに貼られた誘惑のチラシから始まって、売春少女ユキとの一夜物語。 当時の高校生たちの詩は落書きとの境界を走り回っていて、その若いエネルギーは現代で考えればどこだろうと、思っていたときでした。 あ。 これだ! と。
金子鉄夫の詩の速度感は才能だけじゃなく、無駄がない、暴力としてのことばを連射できる、計算づくのしたたかさがあるような気がします。
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詩人アリスには連続で登場してもらいました。 あいかわらずツイッターとFBへの連載は続いています。 こちらがぜんぜん追いつけません。
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わたしの詩は、逆R18、かな。 大人には読ませたくないぞ、みたいな。

著者について
谷内修三=詩人、評論家。 1953年生。 福岡市在住。
  詩集に 『The Magic Box』 『最上の愉悦』 など多数。 
ブログ 「詩はどこにあるか」。
現代詩手帖賞、福岡県詩人賞、中新田文学賞。

小林坩堝=詩人。1990年生。 東京都在住。
「幻燈」(北冬書房)、 「アナキズム」 等に寄稿
同人誌 「サクラコいずビューティフルと愉快な仲間たち」 「おもちゃ箱の午後」
「ライデン」 「風の森」 に参加。
9月に詩集 『でらしね』(思潮社) 刊行予定。

高橋玖未子=詩人。 1954年生。 青森県北津軽郡在住。
詩集に 『アイロニー・縫う』(書肆青樹社・2004)、
『夢虫』(土曜美術社・2010) など。
「飾画」 「青い花」 同人。 

海東セラ=詩人。 札幌市在住。
個人誌 「pied(ピエ)」 発行。
「グッフォー」 「阿吽」 などに参加。
散文でも活動。 大阪女性文芸賞

葉山美玖=詩人。 1964年生。 さいたま市在住。
詩集 『蒼い雨』(メディアポート・2003)
小説 『籠の鳥 JAILBIRD』(文芸社・2012)
童話 『あおいねこ』(関東図書・2013)。
詩誌 「午後2時の会」 同人。

金子鉄夫=1983年生。 広島県呉市生まれ。

詩人アリス=東京都在住。
Twitter に詩を連載。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)。
丸山豊記念現代詩賞。 
 
 
≪目次≫

  
 谷内修三 「わたしのリフィ川」 ほか2篇
   小林坩堝 「夕陽と沈む静けさに」

   高橋玖未子 「鉛筆とノート」
 海東セラ 「バザール」
 葉山美玖 「五月に、潜水する」
 詩人アリス 「夜の国のアリス」②
 秋亜綺羅 「羊のきみへのラブレター」

  小詩集
 金子鉄夫 「セックスしようセカイ、まずは、おまえから愛してやる」

  詩論
 高橋玖未子 「ひたすら希求する透明海岸──その演劇的詩空間での思索
          ──秋亜綺羅詩集 『透明海岸から鳥の島まで』 を読んで」

  エッセイ
 秋亜綺羅 「オフオフ東京から仙台インまで①~③」


 
 装丁=柏木美奈子



 

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秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅