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「季刊ココア共和国」 vol.14 発売中です。

季刊 「ココア共和国」
01 /31 2014
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(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.14
秋亜綺羅(), 尾花仙朔(著), 木下龍也(著), 堀合昇平(著), 鯨井可菜子(著), 一方井亜稀(著), 江夏名枝(著), 柏木美奈子(編集,イラス)

2014発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第14号。
        ※
 暑い夏です。 と、前号の編集前記に書いてから、半年が過ぎました。 「〝季刊〟ココア共和国」 第14号です。 わたしの個人的身勝手な理由で遅くなりました。
 さて。 この半年の間に日本国では安定政権に。 経済が泡を吹いて、膨れはじめてきたみたい。 歓迎するひとが多いけれど、その水面下で、なんか〝理想〟の帝国主義を作りたい、権力だ~い好きな顔たちの企みが、地固めされていく感じ。
 「本当に怖いことは最初、人気者の顔をしてやって来る」 というコピーを思い出してしまいました。 ずいぶん前、社民党が使って、マスコミからまでバッシングされたものです。 前田知巳の作で、涙が出るほど感動的なコピーです。
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 では。 14号です。 ゲストは6名です。
 ついに、日本の現代詩を代表する仙台在住の詩人、尾花仙朔に書いてもらえることになりました。 しかも、封筒を開けて感激! 超大作です。 現代詩のレトリックを知り尽くした尾花が、あえて直球勝負、みたいな感じすらする、思想が前面に表われている、壮大な作品です。
現代詩が時間をかけて作り上げた、最先端の 「現在」。 尾花仙朔の詩からは、完成された現代詩と、その進化を読むことができます。
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 「季刊ココア共和国」 の発行は、わたしにない若い才能を探すことも、目的のひとつですが、今号は3名の新鋭歌人を招待しました。
 昨年5月、講演と朗読があり、福岡県久留米市を訪れました。 そのとき、たいへんお世話になった、出版社主で詩人の田島安江から後にいただいたのが、書肆侃侃房が発行する歌集、木下龍也 『つむじ風、ここにあります』、鯨井可菜子 『タンジブル』、堀合昇平 『提案前夜』 でした。 そして3つの若い才能に、わたしはびっくりしました。
 短歌なんて俵万智くらいがせいぜい、それでも異端視されながら書いているんだろ、くらいにしか思っていなかったのです。 でなければ現代詩のように難解に向かって突き進んでいるか……。
 そしたら、この木下龍也、堀合昇平、鯨井可菜子の短歌といえば、ことばがとにかく軽い。 弾む。 ひらめきと、ときめきがいっぱいなのです。 5・7・5・7・7 という鳥かごに飼われている、青空を飛ぶ夢見る鳥になったかと思うと、5・7・5・7・7 という宇宙船で、宇宙の外に飛び出したりするのです。
 それにしても今回ココアのために、新作をこんなにもたくさん書かせてしまいました。おかげでココアは羽がはえたように、軽くなったような気がします。
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 江夏名枝は東京都在住。 詩集 『海は近い』 (思潮社があまりにいい評判ばかりなので、読んでみたのでした。 江夏の揺るがないロジックと、ちょっと静的だけど明るいリズムが好きで、詩をお願いしました。 今号はすこし短いけれど、完成度が高い、素敵な作品をもらいました。
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 一方井亜稀は仙台市在住。 詩とエッセイ(レビュー) を書いてもらっています。 昨年はじめて会いました。
 一方井の詩は緊迫感があるので、読者がスピードを感じてしまいます。 一行ごとに、読者に任せてしまった余韻を残すのだけれど、一方井は遠慮なく次の行に進んでいきます。
レビューは、仙台で10月に行われた梅津和時・秋亜綺羅・伊藤文恵ライブについてお願いしました。 一方井の詩論と思われる表現もふんだんにあり、とにかく読ませてくれます。 むむ。 こいつ、書けるな。 って感じ。

著者について
尾花仙朔=詩人。 1927年生。 仙台市在住。
  詩集に 『縮図』 (書肆季節社・1984)、『おくのほそ道句景詩鈔』(書肆季節社・1989)、『黄泉草子形見祭文』 (湯川書房・19987)、『有明まで』 (思潮社・2004)、『春靈』 (思潮社・2006) など。 
晩翠賞、地球賞、日本詩人クラブ賞など受賞
日本現代詩人会先達詩人の顕彰。

木下龍也=歌人。1988年生。 山口県在住。
歌集 『つむじ風、ここにあります』 (書肆侃侃房・2013)。
全国短歌大会大会賞受賞。

堀合昇平=未来短歌会所属。
歌集 『提案前夜』 (書肆侃侃房・2013)。 

鯨井可菜子=歌人。 1984年生。 横浜市在住。
歌集 『タンジブル』 (書肆侃侃房・2013)。

一方井亜稀=詩人。 1979年生。 仙台市在住。
詩集 『疾走光』 (思潮社・2011)。

江夏名枝=詩人。 1968年生。 東京都在住。
詩集 『海は近い』 (思潮社・2011)。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)。
丸山豊記念現代詩賞。 
 
 
≪目次≫

 短歌
 木下龍也 「小道具の月」
   堀合昇平 「雨の祭りに」

   鯨井可菜子 「笹舟の猫」
 
   
 尾花仙朔 「百鬼夜行の世界の闇に冥府の雨が降っている」
   一方井亜稀 「syort film」
 江夏名枝 「ツィゴイネルワイゼン」
   秋亜綺羅 「ひよこの空想力飛行ゲーム」

レビュー
 一方井亜稀 「おそらく私たちは冷めた場所から始めなければならない」


 
 装丁=柏木美奈子



 

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秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅