fc2ブログ

季刊 「ココア共和国」 vol.17、発売です。

季刊 「ココア共和国」
03 /28 2015

イメージ 1
イメージ 2

























 
(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
季刊ココア共和国 vol.17
秋亜綺羅(著), 清水哲男(著), 金澤一志(著), 黒崎立体(著), 嶋田さくらこ(著), 井伏銀太郎(著), 小原範雄(著),
木美奈子(編集,イラスト)

2015年4発行
価格:¥540
 

◆商品の説明
 
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第17号。
        ※

 今号は、6名のゲストを招きました。
 清水哲男に、ついに詩をもらうことができました。 わたしが学生のころから、ずっと憧れの詩人です。 ともすれば難解さに頼りがちな現代詩に流されず、抒情を口語で解読する、もうひとつの現代詩だとわたしは考えています。 清水哲男の詩は、いつ読んでも新しい感覚があるのも不思議です。
わたしはなんどか会ったことはありましたが、緊張してよくしゃべれませんでした。
 いまは詩というより、俳句のひとといった感もありますが、今回あえて、清水哲男の現在を詩で読みたい、とお願いしました。 まるで、清水哲男の声が聞こえてくるような作品です。
        *
 金澤一志とはことし、はじめて会いました。 以前から金澤の実験的な手法が好きで、作品はよく読ませてもらっていました。
 わたしが寺山修司を読み進めるなかで、寺山が俳句、短歌、演劇、映画と活躍するわけだけれど、詩では、北園克衛のVOUに参加していたことはあまり語られていません。 で、北園と寺山の研究者でもある金澤一志に会いたかったのです。
 そこで、今回巻末から横組みで編集した 「寺山修司とVOU」 の評論に出会ったというわけです。 金澤には詩作品のほかに、この論の掲載もお願いしたのでした。 横組みであるのは、詩誌 「VOU」 が横組みで、その引用があるためです。
        *
 黒崎立体とは、会ったことはありません。 詩誌 「CMYK」 などを読んで、その繊細な感受性がとても好きでした。 前号のゲスト、平川綾真智とも同人を組んでいるらしく、感情を記録するのでなく感情を生みだす装置としての詩、をめざしているのだろうと思います。 ずっと注目していきたい詩人です。
        *
嶋田さくらこは歌人です。 突然の依頼をして、20首を超える短歌を書かせてしまいました。 わたしは詩を語るとき 「ひらめきと、ときめきと。」 とよくいいます。 が。 嶋田さくらこをはじめとする新鋭歌人たちによる、シャワーのように噴きだすひらめきは、とどまるところを知りません。
        *
 井伏銀太郎から、上演したばかりの台本をもらいました。 井伏は仙台で、収容客数25名という文字どおりの小劇場を持つ、東北を代表する劇作家、演出家、俳優のひとりです。
 震災直後、遺体安置所になった、ある中学校の体育館で、ひとり、遺体に話しかけつづける男の物語です。
 わたしは学生時代から詩の朗読をしていました。 そのまま続けていけば、詩は音楽に近づき、演劇に近づくだろうと、よく持論をいっていました。
 だけど詩はいつになっても、活字が完成品で、朗読は余興、みたいな価値観から抜け出せないでいるようです。
 音楽は詩に近づき、ラップのような歌い方も生まれました。 専門の作詞家でなく、アーティストみずからが本音の詩を叫ぶように、また泣くように歌います。
 だけどもやっぱり、詩こそ音楽に近づくべきだったと思うのです。 たとえばラップの詩が、リズムに乗っただけの軽薄な詩に感じたことはあるでしょう。
 では、この、井伏銀太郎の演劇はどうでしょう。 詩に近づいているとはいえないでしょうか。 いっぽうで詩は、演劇に近づけているでしょうか。
        *
 この井伏銀太郎の公演を、ココア共和国ではおなじみになった小原範雄に、批評してもらいました。
 
 
◆著者について
清水哲男=詩人。 1938年生。 東京都在住。
  詩集に 『水甕座の水』 (紫陽社・1974)、
『スピーチ・バルーン.』 (思潮社・1975)、
  『黄燐と投げ縄』 (書肆山田・2005) など。
  句集 『打つや太鼓』 (書肆山田)。
  評論・エッセイ 『「家族の俳句」 歳時記』 (主婦の友社・2003)、
  『増殖する俳句歳時記』 (ナナコーポレートコミュニケーション・2002)。
  H氏賞、萩原朔太郎賞、三好達治賞など。
  
金澤一志=評論家、詩人。 1959年生。 東京都在住。
  詩集に 『魔術師になるために.』 (思潮社・2009)。
  評論 『北園克衛の詩』 (思潮社・2010) など。
 
黒崎立体=詩人。 1984年生。 神奈川県在住。
  個人誌 「終わりのはじまり」 発行。
  Poe-Zine 「CMYK」 に参加。
 
嶋田さくらこ=歌人。 1975年生。 滋賀県在住。
  歌集に 『やさしいぴあの』 (書肆侃侃房・2013)。
  「短歌な zine うたつかい」 編集長。
 
井伏銀太郎=劇作家、演出家、俳優。 1958年生。 仙台市在住。
  劇団 Gin's Bar 主宰。
  宮城県芸術選奨新人賞。
 
小原範雄=評論家。 1983年生。 仙台市生まれ。
  
秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
  詩集に 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』 (戦前派出版・1971)、
  『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社・2012)、
  『ひよこの空想力飛行ゲーム』 (思潮社・2014)。
  丸山豊記念現代詩賞。
 
 
≪目次≫

  清水哲男 「愛について」
  金澤一志 「記号スクラブ」
  黒崎立体 「あざ」
  秋亜綺羅 「部屋のカーテンを開けて」 ほか3篇

短歌
  嶋田さくらこ 「花冷えの町」

戯曲
  井伏銀太郎 「イーハトーヴの雪」

レビュー
  小原範雄 「名前はまだ無い──Gin's Bar 公演 「イーハトーヴの雪」 」
 
評論
  金澤一志 「くさび形文字の詩──寺山修司とVOU」
 
 
  装丁=柏木美奈子

 
 
 

 

      ツイッター! フォローし合いませんか?ココア共和国 ●●●

 
 

詩人の永方ゆかが書評してくれました。

秋亜綺羅の近況
03 /13 2015
2015年3月13日(金)
 
 こんにちは。 秋亜綺羅です。
 
 このブログ、藤川みちると恋藤葵のふたりの詩人にすっかりまかせっきりで、わたしが記事を書くのは、ことしになって初めてのような。 …
  
 昨年12月発行の、東京大学生協のPR紙? 「ほん」 第389号に、詩人・永方ゆかが、秋亜綺羅 『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社) を評してくれています。
 
 詩集のなかの 「来やしない遊び友だちを待ちながら」 を取りあげ、
 
 
   読後、私の中にカレイドスコープの様な多色性の感覚と共に波状的に立ち上ってきたものが
  あった。 それが一体何なのか直ぐには分からず、余韻を噛みつつ作品をふり返っていると、
  不図気がついた事がある。 それは、冒頭の留守録のような不条理台詞と、不意に差し込まれ
  た 「入院する朝ぼくにくれた電話の声」 とが、既視感を伴って重なっていたのだという事で、そ
  の瞬間、読後に立ち上ってきたものの正体も知れた。
 
 
 と。 詩は的確に捉えられてしまっています。 ありがとうです。
 
 わたしはいま、 「現代詩手帖」(思潮社) 4月号の 「詩書評」 を脱稿。 ゲラ戻しの原稿を、編集長が出張校正で待っている印刷屋さんに、FAXをするところです。
 それが終われば、「ココア共和国」 vol.17 の原稿を書きます。
 
 では、近いうちにまたブログUPします、ね。
  
 
 
イメージ 1
 
 
 
 

 

      ツイッター! フォローし合いませんか?ココア共和国 ●●●

 
 
    

秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅