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よくわかる(かもしれない)税金の話①  ※ココア共和国大統領談話

ココア共和国
04 /20 2009

 国民のみなさん、お元気でしょうか。きょうはココア共和国の消費税について解説いたします。納得できない方はご意見をください。いろいろな意見を戦わせましょう。みんなで悩みながら、みんなのために何ができるだろう、というのが税金の趣旨なのですから…。納税の「納」は納得の「納」、なんちゃって…。そして国民にとって納税は、納得の「得」でなければなりません。


ココア共和国の消費税は高いぞ
                   ※ココア共和国大統領

 ココア共和国の消費税は、「基本的人権税」といいます。現在、税率は38%です。世界のなかでもかなり高率です。年金と、健康保険料はありません。消費税で賄います。
 ほんとうは50%にしたいのです。なぜならみなさんが買物をするとき、半分は自分のため、もう半分はみんなのため。という気持ちになってもらえるからです。しかし、必要以上の税金を集めることは、政府による国民に対する背信罪になります。
 国家というのは、国民が集まって形成されています。しかし国家そのものが目的で国民が集まったわけではありません。複数の、多数のひとが集まったほうがより生活しやすいことがある。その部分にみんなで知恵とお金を出し合おう、と…。それを、国家と呼ぼう、と。国家は国民一人ひとりにとって、もうひとつの「家」なのです。
 その、もうひとつの「家」にもお金が必要です。
 国家が国民に保障する基本的人権を実行するために、消費税はあります。それは基本的人権以外に使用することは許されないし、また基本的人権を完全に保障しなければなりません。
 基本的人権とは何か、を整理していけばよいわけです。

1 全国民ひとりにつき80,000円を毎月支払います。
  富裕、貧困、年齢にかかわらず、です。
  ココア共和国もいちおう資本主義です。全国民で資本主義ゲームを行うには、平
 等にチップを渡す必要があります。トランプのポーカーだって、チップを1枚も持た
 ないひととゲームをしてもつまらないものです。
  「働きもしないやつに金を払うのか」という意見があります。でもこれは労働対価で
 はありません。税金の還元、です。
  100年に1度のなんとかで、世界の国々は、国民にどうやって金を渡すかばかり
 考えています。そんな金があるのなら最初から国民に渡しなさい、そしたらこんなこ
 とにならなかったでしょ。というわけです。
  1か月80,000円はけっして大きい金額ではありません。しかしほかに収入がなく
 ても、飢え死にするというほどの金額でもありません。
  つまり、若者が起業したり、貧乏覚悟で作家をめざしてみたり、と自分の意志で冒
 険ができます。失敗してもそこは地獄じゃないよ、と。
  将来に不安がなくなれば、一般のひとたちも思い切って買物ができます。老後の
 ための貯蓄などしなくても、いいのです。世界経済の安定化はここからしか始まりま
 せん。
2 誕生から育児に関することは国家の責任です。全額国家負担です。
  妊婦の方の病院代など、妊婦に負担をさせないようにします。お産のとき救急車
 をタクシーがわりに使う妊婦がいる、などと非難される国もあるようですが、わがコ
 コア共和国では、妊婦の方には救急車をふだんからタクシーとして使える権利が与
 えられます。
  また、こどもが1人増えれば80,000円の支給が増えるわけですから、少子化の
 歯止めにも役立つかもしれません。
3 こどもの教育は、全額国家負担です。
  こどもの教育は国家の責任です。給食費なども、もちろんです。
  J国などでは、給食費を払わない親がいる、などと問題にしたりしていますが、払
 わない立場の理屈もわからないわけではありません。J国の年金制度は、労働者
 が老齢者を養うというかたちだからです。お金をかけて一生懸命自分のこどもの成
 長に力を注いでも、そのこどもが大きくなれば、こどものいない老齢者の面倒まで
 みる、という構図です。つまりいまのJ国ではこどものいる親が、自分のこどもばか
 りでなく、こどものいないおとなの面倒までみている、ということになります。これで
 は少子化はとまりません。こどもをつくることがどんなに損なことか。そんなばかな、
 給食費ぐらいはこどものいないやつらが払え、ってわけです。
4 病気、怪我の治療は全額国家負担です。
  これができなきゃ、みんなでお金を出し合って国をやっている意味がありません、
 よね。
  これも老後の心配を軽減するので、世界経済の安定に寄与します。
5 介護は、全額国家負担です。
  もちろんです。
6 災害の被害、犯罪の被害賠償は全額国家負担です。
  税金というのは、国民みんなが参加する保険でもあります。自分に責任がなく不
 幸に遭われた人を助けあうのが、税金です。

 これで資本主義なのか、というひとがいます。高度に進化した資本主義は、いままでだれも経験したことがない、あらたな共産社会になっていくかもしれないことを否定しません。
 問題なのは、国民一人ひとりの意思で国家が作りあげられているかどうか、ということです。これは、現在の世界じゅうの資本主義国家にも問われることです。


なぜ消費税なのか

 わたしは初め、消費税は貧富の差を拡大する不公平な税金かな、と考えていました。
 食料品や生活用品などは、貧しい人も金持ちも絶対に必要なものだから、貧しいひとの負担の割合が大きくなる、という考えです。
 しかし、金持ちがお金を使わずに生活するのは勝手ですが、お金を使わなければ貧しいひとと生活はなにも変わらないのです。お金を使って初めて金持ちは金持ちなのだし、お金持ちの気分にもなれるわけです。消費をしないケチな金持ちも確かにいるとは思いますが、それは貧しい人たちの仲間~、ということで…。
 J国のように、自動車を買う時にお金が補助されたり、お家をおとうさんに買ってもらおうかな~と思うと減税されたりと、これって最低の最悪です。これこそ、貧しいと自覚して倹約を試みるひとたちを踏みつぶす政策です。だってこのお金持ちたちの買物に、貧しい人たちが納めた血税をも使われるわけですから…。それと比べたら、消費税はずっと健全で平等なものだと思います。
 それから大事なことですが、世界の消費税の趨勢は、食料品などの税率を下げたり、廃止したりのようです。が、ココア共和国は、食料品からも確実に消費税を徴収します。逆の方向で考えればわかることです。ひとは食べなければ生きていけない。だからどんなに不景気になっても食料品の消費だけは極端には減少しない。だからこそ消費税の税収は安定し、国民の生活と人権は守られる。という図式です。
 ひとが生きていくのにもっとも大事なところに税金をしっかりかける。だからこそ、もっとも大事なものを守ることができる。それが消費税です。みんなで我慢しあうのも税金というわけです。
 そして、努力して倹約すればするほど「得」になります。倹約すればもちろん消費税の納税も少なくなります。それでも国民の人権は、全員平等に保障されます。
 とにかく、倹約することがあらゆる「得」になるという仕組みを作ることです。倹約はもちろん、地球の温暖化を緩めることにもなります。どうして世界の政治家や経済学者たちは経済危機を乗り切る口実で、国民に浪費をすすめるのでしょう。ハイブリットだろうと、LEDだろうと、使わないですむほうがもっともエコなわけです。世界の消費量を減らすことを、原点から考え直すべきです。

 長くなってごめんなさい。それではみなさん、さようなら。

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コメント

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No title

はじめまして。こんにちは♪
履歴から来ました。
消費税38%大賛成です
ココアは素晴らしい国ですね。
年金を今すぐ辞めて
ココア式に変更してもらいたいですね
少子高齢化や不況、年金、保険など
現代社会が抱えている問題点を
この方式がすべて解決してくれますね。
大賛成

No title

いまの税金はかなりややこしいし、マニアックな人だけが得をするような制度ですよね。あほな人は損します。
なんかまじめに働くのが馬鹿みたいに思えるぐらい重税感があります。

はたらくふりをすれど はたらくふりをすれど
わがくらし らくに ならざり じっとてをみる
吉田戦車かわうそくんより

No title

マッチョさん。ありがとうございます。
マッチョさんの「アメリカの粉飾決算」という記事が気になって、読ませていただきました。鋭く分析されていて、勉強になりました。
また伺います。

No title

名犬ぽちさん。
みんながふだん感じている重税感ていうのは、計算したわけではないのに感じてしまう。ざるから水が漏れている状態を感じることに、計算するひとはいない。殴られたら痛い。殴られることには理由があるだろうけれど、痛いことには変わりがない。
わたしたちは痛みを分け合っているんじゃなくて、痛みをわざわざ(税金という)お金を出して買っている気分です、ね。

No title

全国民ひとりにつき80,000円を毎月支払います< ココア共和国で我が家の合計だけで生活できる計算ですね。

No title

ええ、しかし。80,000円なのですが、使えば消費税を38パーセント支払うことになります。ですから実質50,000円弱になります。だましているつもりではありません。お金は天下の回りものといいますが、こうして使うことで消費税も次から次へと回っていきます。その効果は大きいと思われます。

No title

細かい計算って苦手なので、いいかも。
人権守ってもらいたいもの。

No title

履歴から参りました。
税金には、所得の再分配機能がなければならない。
↑この論理をご存じかな。

No title

再配分のことですよね。
わたしとしては、これほど所得の再配分を徹底すると社会主義になっちゃうぞ、という批判は覚悟していたのですが…。
それにしても贈与税減税や、高速1000円は所得の再配分に反するぞ、と言いたいわけでした。

No title

納税は国民の義務ですから、高い消費税の設定も必要なことなら仕方ないです。
いかに予算の透明性と再配分を行えているかで変わってくると思います、自分の暮らしに役立つ事に適正に使われていると感じられる社会が理想ですよね

No title

履歴より参りました。
貴国の「政策」を、さかのぼって少し読ませていただきました。
大変合理的なものが多く、参考になります。
わが国も参考にさせていただきます。

No title

nan*u14**nsiki*000さん。
そのとおりですよね。税金というのは、使い方に実感が伴わないようにと、わざと仕組んでいるかのようです。納税者が、あ、自分のお金が使われてるな、よかった。と思えればそれだけでいいのに、ね。政治にも想像力が必要なんだと思います。

No title

oosoujiさん。ありがとうございます。
oosoujiさんのブログのように、持論をきちんと表現してるところって、なかなかないんです。また伺います。

No title

ココア共和国は建設的で良い国ですね♪
ベーシックインカムですよね?
きっちり勉強してないのでアレなのですが。。
私も独祭国家作ろうかな。

No title

mipococo さん。
そうです。ベーシックインカムです。
出産と、子育てと、教育と、医療と、介護がぜんぶ保証されて、
はじめてベーシックインカムが意味を持つものになると思います。
マニフェストの応酬があって、なんどか政権交代があって、この方向に行きつけるかな…。という感じですよ、ね。

秋亜綺羅

(1977.06.19)左から寺山修司、清水昶、八木忠栄、秋亜綺羅